1996 Fiscal Year Annual Research Report
学生移出型地域における私立短期大学のマーケティング活動の分析
Project/Area Number |
08871034
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Research Institution | Hamamatsu University |
Principal Investigator |
田部井 潤 常葉学園浜松大学, 国際経済学部, 講師 (50267861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗栖 淳 浜松短期大学, 幼児教育科, 助教授 (20215057)
鈴木 孝光 常葉学園浜松大学, 国際経済学部, 講師 (50281457)
大森 正之 常葉学園浜松大学, 国際経済学部, 講師 (40267860)
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Keywords | 学生移出型地域 / 私立短期大学 / マーケティング |
Research Abstract |
1,短期大学のマーケティング活動の分析視点の確定 フィリップ・コトラ-の研究では、短期大学におけるマーケティング活動の領域には、資金調達活動、学生募集活動、教育プログラム改革など様々な分野があり、各分野においてマーケティングの適応可能性が検討されている。しかしながら現在の我が国の私立短期大学の現状を鑑みれば、学生募集活動に関わるマーケティング戦略の分析が当面の課題であると考えられる。よってこの点に絞って調査を進めることとした。 また、学校基本調査報告書の過去10年間(昭和61年度〜平成7年度)のデータをもとに、学生移出型都道府県を確定した。移出型(後述の均等型も含む)都道府県は38道県であり、学生の移動は、残り9つの移入型都道府県を中心としたブロック圏を形成していた。この分析から移出型、移入型の中間形態をとる均等型が存在すること、日本私立短期大学協会の資料から、移入型都道府県の短期大学にも定員割れなど移出型と同一の問題が生じていることが判明した。その結果、全国の私立短期大学に悉皆調査をすることとした。 2.短期大学学生募集担当者を対象とした調査票作成 学生移出型地域にある短期大学3校(松阪大学女子短期大学部、作新学院女子短期大学、浜松短期大学)を訪問し、学生募集マーケティング活動の質的調査を行い、調査票を作成した。平成9年4月に実査を行う。 3,短期大学へ進学希望する高校生を対象とした調査票作成のための質的調査 静岡県浜松市に所在し、短期大学に卒業生を多く送り込む高校2校(誠心高等学校、学芸高等学校)を訪問し、高校生へのインタビュー調査から短期大学進学プロセスを考察した。平成9年10月に実査を行う。
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