1997 Fiscal Year Annual Research Report
非適切問題における適切クラスの決定と積分方程式を利用した非適切問題の数値解析
Project/Area Number |
08874009
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
磯 祐介 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70203065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩田 隆比呂 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20243008)
西田 孝明 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70026110)
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Keywords | 非適切問題 / 逆問題 / 数値解析 / 積分方程式法 |
Research Abstract |
Helmholtz方程式による形状決定問題の逆問題に対して、積分方程式によるアプローチを行い成果を得た。 Helmholtz方程式で支配される音響場に未知形状がある場合に、この物体による散乱波からこの形状を決定する逆問題を取り挙げる。外部問題の解はHankel逆数で表示されるため、ある条件下では上述の逆問題は積分方程式の問題に帰着できる。本年度は、代表者の提案する「非適切問題の適切成分」を積分表示によってカバーし、これを多倍長計算による直接解決で数値計算を行った。この研究により解析逆数核の境界積分方程式の種々との性質が明になり、成果を得た。
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