1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08875013
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
宮腰 哲雄 明治大学, 理工学部, 教授 (00062018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 義丈 明治大学, 理工学部, 講師 (20163024)
石井 幹太 明治大学, 理工学部, 教授 (50125184)
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Keywords | 無排熱光源 / 二酸化炭素 / 地球温暖化の抑制 / ハロゲン化物増感剤 / 光ファイバー輸送 / 化学発光反応 |
Research Abstract |
本年度は研究機関の最終年度であり、二酸化炭素用無排熱光源の特性(高輝度化も含む)と光輸送の効率を把握するための基礎的実験を総括的に検討した。光強度の増加に関しては、代表の宮腰が中心となって、新しい臭化物増感剤の合成とその光増強効果や市販の固体ケミカル発光体(市販名ルミノ-バ)の利用などを検討した。従来より約数10〜数100倍の光増強が認められ、また反応媒体の液性と極性およびハロゲン化物増感剤化合物中のハロゲン元素の電気陰性度との間に増感化合物が大きな光増強を示すある種の規則性があることが初めて明らかとなった。この知見は、さらなる光増強剤を創製するための一つの指標となり、新しい光増強法の規則性が明確になってきたことにより、従来の手探り状態から一歩進んだ科学的な根拠に基づいて光の増強が図れる知見を創生したと言える。また、光の輸送等では分担者の鈴木が中心となって、光ファイバー法の利用を検討した結果、光通信と同様、高い効率で光の輸送ができることが分かり、システムの大型化は一層光の輸送に効力を発揮するであろう基礎的知見を得ることができた。大型口径の光ファイバー材の開発が待たれるところである。また、分担者の石井は昨年度開発した二酸化炭素用無排熱光源の性能評価を、宮腰らの剛性した新規光増強材などを組み込んで検討した。結果とした、実験規模の大型化によって実用的光源として利用できる予測知見を得た。現在、本研究の大型化を平成10年度の文部省化学研究費基盤研究(B)に「展開研究」として申請している。なお、本研究の成果は、平成10年4月以降に学会誌等で発表する予定である(既に論文1編が印刷中である)。
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Research Products
(2 results)