1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08876036
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Research Institution | 東京水産大学 |
Principal Investigator |
宮本 佳則 東京水産大学, 水産学部, 助手 (80251685)
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Keywords | 超音波 / マイクロ・ロガー / 魚群探知機 |
Research Abstract |
今年度中にロガーの試作器を完成させる予定であったが、電子デバイスの選定等の諸事情により、以下の段階まで進んでいる。 超小型魚群探知ロガー(以下ロガー)の魚群探知ユニット(以下魚探部)の試作し、その簡単な能力テストを行った。試作した魚探部の仕様は 1)基板サイズ 14x70x10(mm) 2)消費電力 受信部分 約4mA 発信部分 約4mA 3)発信周波数 1MHz(水晶発振) 4)パルス幅 最低10μs(外部トリガーによる) 5)トランスデューサ 径 φ17mm(モ-ルドを含む) 材質 セラミック(Pgt) 中心周波数 0.98MHz 送受波感度 -29.4dB 周波数帯域幅 73.5% ビーム幅 約10度 である。水槽での実験では、トランスデューサ面から水槽壁面までの距離2.5mで2次反射までを十分確認できているので、到達距離5mの仕様は満足している。またメダカでの簡易実験でも十分なデータではないが、動作確認を行っている。ビーム幅は計算値であるため、実測を行う予定である。また、ソースレベル、TVG曲線、温度変化等は未計測である。 ロガーユニットであるが、当初魚探部とロガーユニットの間に高速なADCとメモリバッファを入れる仕様にしていたが、ロガーユニットのCPUクロック周波数をあげることで、CPUがもっているADCで対応できる見通しとなった。このため、ロガー全体の大きさも想定した大きさより小さくなり、外径φ17〜φ19mmで、長さ100mm(電池を含む)、重量100g以下で実現性が出てきている。ロガー部分については現在試作中である。
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