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1996 Fiscal Year Annual Research Report

地理情報システムによる農村地域管理手法の開発

Research Project

Project/Area Number 08876041
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

武部 隆  京都大学, 農学研究科, 助教授 (30093264)

Keywords地図情報システム / 農業・農村計画 / 不動産管理 / 数値地図 / 農村地域管理 / 空間情報 / 土地情報
Research Abstract

本調査研究の課題は、地理情報システム(GIS)に関して、まず理論面からのアプローチとして、空間情報システム論に関する基礎理論をフォローし、次いで応用面からのアプローチとして、(1)情報収集(リモート・センシング、モニタリング等)、(2)計画・管理(都市計画支援、地域計画支援、施設管理等)、(3)環境(自然環境・保全環境等)、(4)景観(都市景観、歴史景観等)、(5)防災(災害情報収集、災害地調査等)、(6)ビジネス(マーケティング、施設立地、不動産管理等)等の各分野で、どのようにGISが利用されているかを、個別事例にあたりながら具体的に明確にすることである。
これらの課題につき、調査研究した結果、平成8年度は、とくに農業へのGISの萌芽的とみられる適用事例について、具体的に明らかにすることができた。
第1に、平成6年から長野県伊南農協で稼働している「地域営農支援情報システム(A-GIS 21)」は、農業分野におけるGISの先駆的事例であることを確認することができた。本システムは、(1)農用地利用調整支援システム、(2)水田営農活性化支援システム、(3)地域振興作物育成支援システム、(4)農作業受委託支援システム、それに(5)経営体育成支援システムの5つのサブシステムから構成されている本格的なGISで、今後の活用が期待されるところである。
第2に、石川県農業情報センターの「石川県圃場マップシステム」がある。本システムは、(1)土壌・用排水条件、作付作目、栽培管理状況、地代や収益性等について、一筆ごとの圃場の状態を管理するGISであるが、その他、(2)転作団地の設置計画や転作確認の作業、また(3)農用地利用の調整や農作業受委託の斡旋などにも活用されるものである。
第3に、埼玉県農試の「地図による圃場情報システム(FMIS)]は、(1)圃場別作業計画の策定と進捗状況の把握、(2)コスト管理、(3)栽培管理等を目的とするGISで、市町村や農協などが、地域計画策定のため、また普及・指導の効率化のため活用されることが期待されているのである。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 武部 隆: "近年におけるわが国農業地域の地域的差異の推移とその要因" 京都大学生物資源経済研究. 第2号(近刊). (1996)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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