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1996 Fiscal Year Annual Research Report

単球・マクロファージの寛容誘導による関節炎モデル・マウスの治療

Research Project

Project/Area Number 08877083
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

河部 庸次郎  長崎大学, 医学部附属病院, 助手 (50244059)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江口 勝美  長崎大学, 医学部, 助教授 (30128160)
Keywords単球 / マクロファージ / IL-1 / TNF / LPS / 寛容 / HIL-V-I関連脊髄症 / 慢性関節リウマチ
Research Abstract

まず最初に、マウスにLipopoly sacharide(LPS)を投与した際の血清中のサイトカインの変動について検討を行った。サイトカインは主として、単球・マクロファージより産生されるInterleukin-(IL-1)、Tumor Necrosis Factor α(TNF-α)をELISA法にて測定した。LPS 5μg/kg,50μg/kg,500μg/kgをマウス腹腔内へ投与し、経時的に血清中のサイトカインをアッセイした。血清中サイトカインはIL-1,TNFの共に2時間後をpeakとしていずれの濃度においても検出された。また、その血清中サイトカイン濃度はLPSのdoseにdependentであった。更に、24時間後の血清中には殆ど検出できなかった。また、LPS投与後1日目をpeakに体重減少が認められ、次第に回復した。単球・マクロファージ系の寛容を誘導する目的で、あらかじめ1μg/kgのLPSを24時間前に投与し、同様の実験を行った。LPSを前日投与することにより、血清中に検出されるIL-1,TNFの濃度は著しく低下した。これらの実験結果をもとに、現在、DBA/Iマウスを用いてタイプIIコラーゲンによる関節炎モデルマウスを作成し、関節炎モデルマウスの発症に対するLPSの寛容誘導の影響について検討中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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