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1998 Fiscal Year Annual Research Report

低リン血症性ビタミンD抵抗性くる病の遺伝子の解析と蛋白機能の解析

Research Project

Project/Area Number 08877157
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

清野 佳紀  岡山大学, 医学部, 教授 (80028620)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 勝  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (20253023)
田中 弘之  岡山大学, 医学部, 講師 (80231413)
Keywords家族性低リン血症性ビタミンD抵抗性くる病 / Hypマウス / 骨髄移植 / P(H)EX遺伝子 / リン
Research Abstract

家族性低リン血症性ビタミンD抵抗性くる病(XLH)は腎におけるリンの漏出のため著しい低リン血症をきたしこのためにくる病となる。本疾患の原因はP(H)EXと呼ばれる遺伝子の変異であるが、P(H)EXの機能については構造上の類似からペプチダーゼでありリンの制御に関するペプチドをプロセスすることにあるらしいことが推測されているのみである。本研究はこのP(H)EX遺伝子の機能を明らかにし本疾患の治療法を確立するばかりでなく、リン制御に関係する新規の生理活性ペプチドを同定することを目的とする。
その第一歩としてマウスモデルであるHypマウスにおけるP(H)EX遺伝子の発現の成長による変化、発現臓器について検討した。この結果、新生児早期には本遺伝子は骨・骨髄を中心に発現しており、その発現量は成長に伴い減少することが明らかとなった。次に、骨髄における発現は成獣においても確認されることから、Hypマウスの表現型が正常骨髄を導入することによって正常化できるかを検討した。この実験の結果、Hypの全ての表現型は生着した正常骨髄の量に依存して改善された。この結果はXLHがP(H)EX遺伝子の異常によって発症することをさらに強く裏付けるばかりでなく、骨髄移植がXLHの治療法となりうることを示している。また、この結果は、骨髄をP(H)EXの発現臓器として用い新規の生理活性ペプチドを同定することが可能であることを示している。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] S.Wei, et.al.: "Local action of exogenous growth hormone and insulin-like growth factor-1 on dihydroxyvitamin D production in LLC PK1 cell." European J.of Endocrinology. 139. 454-460 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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