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1997 Fiscal Year Annual Research Report

早産治療ならびに動脈管開存症治療における未熟児のインドメタシン体内動態の研究

Research Project

Project/Area Number 08877181
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

佐藤 雅彦  北里大学, 医学部, 助手 (70215846)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松浦 信夫  北里大学, 医学部, 教授 (50002332)
久保 博昭  北里大学, 薬学部, 助教授 (40050570)
小口 弘毅  北里大学, 医学部, 講師 (30133292)
Keywordsインドメタシン / 血中濃度 / 未熟児動脈管開存症 / HPLC
Research Abstract

蛍光検出法を用いたHPLC法を用い、在胎週数30未満の極低出生体重児のインドメタシン血中濃度測定を行い、その体内動態について検討した。本年度は、動脈管開存症患児に対するインドメタシン投与についての検討を中心に行った。
出生体重が1500g未満で薬理学的な動脈管閉鎖目的にインドメタシンを静脈投与した30例を対象とし、HPLCによるインドメタシンの血中濃度の分析を行った。
インドメタシンの投与方法は、5から10秒で静注した後に輸液ルート内を早繰りしたものをrapid iv群(n=21)、同様に静注し、輸液ルート内を早繰りせず、輸注ポンプで約1時間で投与したものをdiv群(n=9)とした。
極低出生体重児30症例のインドメタシンの半減期は平均61.6時間、AUCは平均50.3μg/ml/h、Vdは平均365.5ml/kg,Clは平均5.1ml/h、1回目投与後12時間の平均血中濃度は469.6ng/mlであった。投与方法はrapid ivとdivを比較し、1回目投与後1・6・12時間の平均血中濃度に差を認めなかった。
インドメタシンの急速静注により、脳血流など他臓器への影響による副作用が報告されている。この結果よると、約1時間の緩徐なインドメタシンの投与方法の有用性が示唆された。

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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