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1996 Fiscal Year Annual Research Report

揮発性麻酔薬の作用機構における蛋白チロシンりん酸化の関与の検討

Research Project

Project/Area Number 08877243
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

新宮 興  関西医科大学, 医学部, 教授 (90093252)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 津嶋 宏一  関西医科大学, 医学部, 助手 (40257936)
佐登 宣仁  関西医科大学, 医学部, 助手 (20278625)
Keywords揮発性麻酔薬 / イソフルラン / 蛋白チロシンリン酸化 / チロシンキナーゼ阻害薬 / MAC
Research Abstract

本研究は揮発性麻酔薬の作用機能における蛋白チロシンりん酸化の関与の有無を明かにすることが目的であり、本年度においてはラットを用い、各種チロシンキナーゼ阻害薬のイソフルランのminimum alveolar concentration(MAC)、righting reflex消失への作用について検討を行った。現在まで使用したチロシンキナーゼ阻害薬の静脈内投与ではMACを変化させることはなかった。次にラット頭蓋に脳波電極を留置し、イソフルラン麻酔による脳波ヘチロシンキナーゼ阻害薬が及ぼす影響について検討したが、これも明らかな脳波変化を示さなかった。さらに、チロシンキナーゼ阻害薬の脳室内投与を現在行っている。in vitroにおける研究では研究システムの確立に時間を要し結果を得るに至っていない。本年度の研究においては明確な結果をin vivoおよびin vitroで得ることができていない。しかし、これが麻酔薬の作用に蛋白チロシンりん酸化の関与を否定するものであるに関しては、さらに来年度の研究継続によって明らかにされるものと考える。われわれは麻酔薬の中枢作用検討に中枢神経活動の定量的測定を行う手法を有しており、来年度はネコを使用してより微細な変化も捉えることができる実験法を施行する予定である。また、チロシンりん酸化の機能的役割としてこれまで報告されている細胞の分か増殖、癌化の過程は比較的長時間を要するものであり、今後チロシンりん酸化阻害薬を前処理したラットと対象ラットとのイソフルランMACとの比較を実施する予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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