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1996 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト歯肉線維芽細胞の細胞周期に同調したTIMP-1の核内移行

Research Project

Project/Area Number 08877280
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

早川 太郎  愛知学院大学, 歯学部・生化学講座, 教授 (80064822)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山下 京子  愛知学院大学, 歯学部生化学講座, 助手 (40231659)
Keywordsヒト歯肉線維芽細胞 / 細胞周期 / 細胞核 / TIMP-1 / 抗TIMP-1モノクロナル抗体 / TIMP-1サンドイッチ酵素免疫測定法
Research Abstract

NoritP-40によってGin-1細胞の細胞膜を溶解後、細胞質画分と核画分を分離した。ついで、Tween20で核膜を溶解し、核抽出液を得た。このようにして分画した細胞質画分と核抽出液から抗TIMP-1抗体アフィニティーカラムを用いてTIMP-1を部分精製し、SDS-PAGE後、イムノブロティングにより、泳動度および特異抗体に対する反応性においてヒトリコンビナントTIMP-1と同一であることを明かにした。さらに、細胞質画分と核抽出液について、より特異性の高いサンドイッチ酵素免疫測定法を用いてTIMP-1量およびゼラチナーゼ阻害活性を測定し、それぞれにTIMP-1およびMMPインヒビター活性の存在を確認するとともに、それらの値が、FCS非存在下48時間に比べ、いずれもFCS存在下24時間で有意に高いことを明らかにした。また、それらTIMP-1量および阻害活性を細胞質画分および核抽出液μ1当りで表すと、核中での値が細胞質のそれに比べ有意に高いことが明かになった。さらに、細胞質および核画分へのTIMP-1の蓄積を細胞周期を追ってイムノブロティングで検索したところ、細胞質ではFCS存在下48時間まで連続的な増加を示したのに対し、核では、S期に相当する24時間で最高に達し、その後、有意な減少を示した。
以上の事実は、いずれもTIMP-1が細胞周期に一致してアクティブに核へ移行していることを強く示唆している。現在、さらに核へ移行したTIMP-1の部分的なアミノ酸配列を決定し、真にTIMP-1かどうかを検索中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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