1997 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディアによる教育教材ソフト開発-女産婦ケアにおける臨床判断能力の育成教材-
Project/Area Number |
08877359
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
新道 幸恵 神戸大学, 医学部, 教授 (30162796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 昌代 神戸大学, 医学部, 講師 (50273793)
吉田 正樹 神戸大学, 工学部, 助教授 (30174949)
大野 隆 神戸大学, 農学部, 助教授 (60169026)
矢田 真美子 神戸大学, 医学部, 助教授 (10239783)
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Keywords | マルチメディア / 助産診断 / HTML方式 / インターネット / CAI |
Research Abstract |
1.研究目的:大学教育課程における助産婦国家試験受験コースの「助産診断」の教授学習教材として、インターネット上で使用可能なマルチメディア教材(HTML方式)を作成する。 2.研究方法:「助産診断」の教授内容に関する教育目標、教育内容、教育方法を分析し、C.AI教材のフローチャートの作成後、シナリオを構成し、それに必要な教材の収集及び作成を行う。 3.研究結果1)教育目標・「助産診断」の能力の育成には、身体的反応、心理的反応、社会的反応に関する知識、それらの反応を読みとる観察及び診察技術・態度、の教育が重要である。2)フローチャートの作成とシナリオの作成;前述の教育目標・内容の学習には、リアルな映像を組み込んだイメージトレーニングと反復学習が効果をあげることが推測される。そこで、前述の教育内容を、教授・学習のシークエンス、教育内容毎の教材としての文字、写真,絵、動画(VTR)等の組み込みを考慮したフローチャート、シナリオを作成した。3)CAIソフトの作成:フローチャート及びシナリオにそって、教育内容・教材をスキャナ、デジタルカメラ、ビデオキャップチャーを使用してインターネット上に入力し、文字、写真、図、動画(VTR)を含めたCAIソフトを所定コンピュータでのみオープンするよう完成させた。4)今後の課題:今後、インターネット上でのオープンを試行することが今後の課題である。それに先立って教材を試みた学生の意見を取り入れ、修正し、今回の教材の学習効果を検討する必要がある。また、当該学生のみに可能なように対策を講じ、HTML方式の長所を生かして、リンク先を増やすことも検討していきたい。
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