1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08877363
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Research Institution | Osaka Prefectual College of Nursing |
Principal Investigator |
中崎 啓子 大阪府立看護大学, 看護学部・看護学科, 教授 (50264825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高野 順子 大阪府立看護大学, 看護学部・看護学科, 教授 (00226804)
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Keywords | 看護 / シソ-ラス / ICNP / 分類 / 同義語 / 上位語 / 下位語 / データベース |
Research Abstract |
看護基本用語シソ-ラス作成のパイロットスタディーを行った。基本用語として「看護学学術用語 」(日本看護科学学会看護学学術用語検討委員会)より557語を選択した。用語の分類はISO 2788、日本看護科学学会看護学学術用語検討委員会報告,I CNP (The International Classification for Nursing Practice, The Alpha Version)を参照し、階層的分類を試みた。本段階で用語はレベル1からレベル3に分類され、レベル1は、看護、行動、生活等の基本的実体と抽象的概念による大分類で単語を主体とする。レベル2以下は同義語、準同義語、上位語、下位語、連想語より構築され、レベルが大きくなる程詳細な内容で再現性が高くなるよう分類した(例:看護-看護過程、看護-看護業務-看護業務分析)。用語は原則として日本語を用い、可能な限り言語を付した。検索時の優先語はレベル1およびレベル2とした。レベル2はレベル1の組み合わせによる複合語が多い。非優先語は上位語、下位語、同義語として検索可能とした。レベル2以下は五十音順の配置であるが、概念枠組みが理解し易いような配置も検討中である。データベースソフトACESS 2を利用してデータベースを作成する予定であるが、パイロットスタディー用として基本学術用語集を利用した結果、語数が少なく、優先語が大半を占めている。実際の運用ではさらに階層が多くなることが予想されるため、現段階では表計算ソフトを試用し、各語にBT (broader term)等の接頭記号を付して区別可能とし、データベース作成時の必要情報を検討中である。
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