1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08877363
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Research Institution | Osaka Prefectual College of Nursing |
Principal Investigator |
中崎 啓子 大阪府立看護大学, 看護学部・看護学科, 教授 (50264825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高野 順子 大阪府立看護大学, 看護学部・看護学科, 教授 (00226804)
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Keywords | ICNP / データベース / パソコン / 複合語 / 同義語 / 部分検索 / 階層 / 標準化 |
Research Abstract |
看護実践国際分類(ICNP)および看護学術用語集(日本看護科学学会看護学学術検討委員会編)から収集した基本的看護用語約330語を市販のデータベースソフトACCESS97に登録し、パソコンを利用したシソ-ラスのパイロットモデルを作成した。本年度は用語を階層レベルに分類し、基本構造を決定する予定であったが、収集された看護用語には例えば「看護管理教育」など、日常語を組み合わせて看護独自の意味を持たせている複合語が多く、どの語を中心に分解すべきか判断が困難であった。作成したパイロットモデルは第一段階として、特に階層構造とせず、使用した資料に表示された通りの日本語表現を主キ-として登録し、英語、出典、仮コード、同義語、上位語、下位語、関連語の8フィールドより成る構造とした。同義語等については「やせ」と「るいそう」など表現の異なる語のみ登録し、「失禁」と「尿失禁」のように下位語の一部に上位語を含む場合にはデータベースの部分検索機能を利用することとした。この方法はある程度の看護知識を有する利用者を対象としたもので、「*失禁*」のようにワイルドカード*等を用いて検索したい単語の一部を入力すると、それを含んだ見出し語が全て画面表示され、利用者自ら階層関係を判断してさらに絞り込んで必要な用語を検索するものである。市販ソフトを利用しているため、誰でも容易に操作することができ、Windowsが搭載されているパソコンで利用可能であるという長所がある反面、語数が多くなると画面に表示される関連用語の一覧も多くなり見難いという短所がある。さらに、この方法では看護用語の体系化、標準化の必要性がなく、看護学用語体系化という目的には不十分であるので、登録用語を増やし、4階層程度の分類を行い、用語体系化の基礎的枠組み作成を試行中である。
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Research Products
(1 results)