1998 Fiscal Year Annual Research Report
カルテ開示制度導入により、予測される看護業務等の変化に関する研究
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08877364
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| Research Institution | Kitasato University |
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Principal Investigator |
齋藤 亮子 北里大学, 看護学部, 講師 (40276168)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 千佳子 北里大学, 看護学部, 助手 (30286372)
初谷 留里子 北里大学, 看護学部, 助手 (50276169)
竹村 華織 北里大学, 看護学部, 助手 (80265727)
遠藤 恵美子 北里大学, 看護学部, 教授 (50185154)
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| Keywords | 看護 / ウォーキング・カンファレンス / 情報開示 / 患者 / 看護者 / 病気対処行動 |
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| Research Abstract |
平成10年度の研究活動
1 研究目的:看護情報の積極的な開示が患者の認識と病気対処行動及び看護者の認識とその看護にどのような影響を及ぼすかを探求するために、現在ウオーキングカンファレンス(以下W.C.と略す)の型で看護情報の開示を行っている病棟におけるW.C.のタイプと夫々の患者の認識と病気対処行動、看護者の認識と看護の特徴を調べる。
2 研究方法:1)研究デザイン:質的帰納的研究デザインを取った。2)研究対象:W.C.を行いる関東地方の施設。研究者等の研究の承諾が得られた8病院10病棟を対象とした。3)研究期間:平成9年3月〜平成10年12月 4)データ収集及び分析方法:継続的比較検討方法を採用した。
3 結果:昨年報告した結果と相違がなかった。
「タイプ」A、情報相互交換・人間間係積極型→問題解決型と命名。B、情報収集一方的・人間関係消極型→情報収奪型と命名。C、情報収集一方的・人間間係積極型→AとBが折衷した型→折衷型と命名。
「看護者の認識と看護及び患者の認識と病気対処行動の特徴」A問題解決型(看護者)患者の生活の援助を中心に考え、W.C.で看護上の問題を引きだし、援助計画を患者と共に考えていた。(患者)医療者に支えられるという実感と満足感を持ち、自ら回復しようと主体的で積極的。療養に必要な情報は十分に交換していると感じていた。B情報収奪型(看護者)疾患中心、身体中心。看護婦は常に患者に対して「看護する人」であり、患者は「看護される人」であった。(患者)自らを素人であると認識し、治療は医師にお任せ。医療情報は聞いても解らない、知らなくてもよいと言うが医療者に対して不満を持っていた。
4 報告:第3回国際看護科学学会で中間報告をした。(1998年9月)
国際看護婦協会100周年記念会議(ロンドン)で本年度の結果を含めて報告の予定。(1999年6月)
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