1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08877367
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Research Institution | Yamanashi Junior College of Nursing |
Principal Investigator |
金子 道子 山梨県立看護短期大学, 看護学科, 教授 (60091120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大須賀 美智 山梨県立看護短期大学, 看護学科, 助手 (30279921)
西脇 友子 山梨県立看護短期大学, 看護学科, 講師 (80279900)
伊豆 一郎 山梨県立看護短期大学, 看護学科, 講師 (20279904)
北村 愛子 山梨県立看護短期大学, 看護学科, 講師 (00279895)
善甫 恭代 山梨県立看護短期大学, 看護学科, 教授 (00091124)
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Keywords | 児童虐待 / 親子 / 看護 |
Research Abstract |
本研究の課題について、看護学の立場から概念枠組みの構築を行った。 概念枠組みの主要なテーマの構成は以下に示す。 1.子ども虐待の定義 1)子どもの立場からの定義 2)虐待の重症度の定義 3)親の立場からの定義 4)子ども-親-虐待状況の統合的子ども虐待の定義 2.子ども虐待の発生構造の解明 以下の事項について理論的解明を行った。 発生構造:(1)虐待をおこしやすい親 (2)生活上の危機 (3)社会的孤立 (4)虐待されやすい子どもの条件 虐待を起こしやすい親の特徴 (1)親自身の被虐待体験、(2)人格的特徴(未成熟、被害感、攻撃性、自己中心性)、(3)子ども認知の不正確さ、(4)適切な躾と誤認している体罰の認識、(5)乳幼児期の親子分離体験等 3.1、2の理論解明をふまえた虐待に関する前調査を行った。前調査の結果は検討中。
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