1997 Fiscal Year Annual Research Report
放射線照射正常細胞に於ける形質転換能を有するNon-coding RNA分子の探索
Project/Area Number |
08878125
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
濱田 勝友 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (00136144)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星 正治 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (50099090)
藤川 和男 近畿大学, 原子力研究所, 助教授 (90247958)
熊崎 努 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (20161698)
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Keywords | U5 RNA / transforming RNA / 形質転換 / 放射線照射細胞 / polypurine sequence |
Research Abstract |
RNA分子が細胞の形質転換の原因物質となる機構がある。核内小分子U5RNAはtransfectionにより染色体異常誘発をもって正常ラット細胞を形質転換する(Mol.Cell.Biol.9,4345-4356,1989)。更に、U5RNAのpolypurine tractを有するpartial sequenceの細胞内発現はmorphological transformationからtumorigenicityの獲得過程を進める(Mol.Carcinog.20,175-188,1997)。従って,initial eventに際し上記のようなtransforming RNAの生成が起これば癌化のinitiationが起こるはずである。放射線照射細胞に於いてtransforming RNAの形成の有無を検討中であるが,並行して癌化細胞から現実的にtransforming RNAが回収されるか否か検討を行った。HeLa細胞からcDNA libraryを作成しAlu DNA fragmentをprobeに用いてplaque hybridizationを行った。7個の陽性cloneを回収し塩基配列を決定したところ、これら総てnon-coding sequenceであることが判明した。発現plasmidを構築し細胞の形質転換能を調べた。1個のcloneにおいてその能力を認め、このcloneはU5-derived transforming RNAが有するpolypurine sequenceと同様なsequenceを保有していることも判明した。続いて放射線照射細胞においてtransforming RNAの同定を検討中である。
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Research Products
(1 results)