1996 Fiscal Year Annual Research Report
水晶振動子をデバイスとするDNAマニピュレーションの解析
Project/Area Number |
08878167
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡畑 恵雄 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (80038017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 俊明 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (50262308)
江原 靖人 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (40251657)
佐藤 智典 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (00162454)
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Keywords | DNAマニピュレーション / 水晶振動子 / DNAヌクレアーゼ / DNAポリメラーゼ / DNAリガーゼ |
Research Abstract |
本研究は、マイクロバランスとして知られる水晶振動子上でDNA伸長反応、リゲーション、シークエンスなどのマニピュレーション過程を定量的に評価することを目的として行い、以下の成果を得た。 1)ヌクレアーゼによるDNA分解反応の追跡 '5末端にチオール基を導入した二本鎖DNA(40-mer)を水晶振動子の金電極上に固定化し、水溶液中でエンドヌクレアーゼXholを添加したときの振動数の上昇(重量減少)速度からDNA鎖の加水分解速度を求めることができた。 2)リガーゼによるDNA接合反応の追跡 突出末端をもつDNA二本鎖を固定化した水晶振動子を用いて、水溶液中に相補的な突出末端をもつDNA二本鎖とT4リガーゼを加えた時の振動数の経時変化から電極上でのDNA接合反応を重量増加として定量的に求めることができた。 3)ポリメラーゼによるDNA伸長反応 水晶振動子上に一本鎖DNAを固定化し、相補的なプライマーDNAと4種のモノマー(A,T,G,C)とT7ポリメラーゼを加え、振動子上でDNAを重合し、重量増加の経時変化からポリメラーゼ活性を求めることができた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Y.Okahata and K.Tanaka: "Oriented Thin Films of a DNA-lipid Complex" Thin Solid Films. 284/285. 6-8 (1996)
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[Publications] Y.Okahata,T.Kobayashi,and K.Tanaka: "Orientation of DNA Double Strands in a Langmuir-Blodgett Film" Langmuir. 12. 1326-1330 (1996)
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[Publications] Y.Okahata and K.Tanaka: "A DNA-Lipid Complex in Organic media and Formation of an Aligned Cast Film" J.Am.Chem.Soc.118. 10679-10683 (1996)
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[Publications] K.Niikura,K.Nagata,and Y.Okahata: "Quantitative Detection of Protein Binding onto DNA Strands by using a Quartz-Crystal Microbalance" Chem.Lett.863 (1996)