1996 Fiscal Year Annual Research Report
循環器作用医薬スクリーニングへの応用を目的としたNOのin situ測定法の開発
Project/Area Number |
08878168
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
春山 哲也 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (30251656)
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Keywords | 一酸化チッ素 / 電気化学測定 / in situ測定法 |
Research Abstract |
シトクロムにおけるNO配位と、それに伴うシトクロムCの電気化学特性の変化からNOの定量を行う電気化学測定系の構築を行ってきた。本年度はその系に加えて、ラジカルであるNOをキノン系のスポントラップ試薬を用いてトラップし電気化学測定を行う系についても構築を行った。その結果キノン系スピントラップ試薬が電極電位により可逆な酸化還元が可能であることを見出した。ここで評価を行ったスピントラップ試薬は水溶液中においても安定した電気化学的挙動を示し、そのときの酸化電流は添加したNO濃度に依存して増大した。以上のことからNOの電気化学測定プローブとして優れていることが明らかとなった。 現在、より詳細な電気化学特性の評価を行うとともに、センサシステムの構築を行うため導電性インキ中でのスピントラップ試薬とNOの諸特性について評価を行っている。
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