先端的言語理論の構築とその多角的な実証(副題:ヒトの言葉を組み立て演算する能力を語彙の意味概念から探る)

1996 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 08CE1001
• Research Institution: Kanda University of International Studies
• Principal Investigator: 井上 和子 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (10052193)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 萩原 裕子 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (20172835) ; 原口 庄輔 筑波大学, 現代語現代文化学系, 教授 (50101316) ; 渡辺 明 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (70265487) ; 奥津 敬一郎 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (40086947) ; 長谷川 信子 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (20208490)
• Keywords: 言語理論 / 普遍文法 / 言語獲得 / 脳科学 / 自然言語解析モデル / 言語の演算能力 / ミニマリストプログラム / 原理とパラメータ理論

Research Abstract

当初の計画通り、研究班員全員参加の全体会議2回(6月、7月)、2泊3日の合宿会議(9月3、4、5日)班相互の連絡会議4回(理論研究班と情報処理班、記述研究班とデータベース作成班)を実施し、平成8年度も含め今後五年にわたる本プロジェクトの基本的方向付けを確認すると共に、理論研究、実証研究、データベース作成の各班の有機的な連携体制を作り、具体的な研究協力内容が検討された。また、MITの言語哲学科とその関連研究室(特に、Dr.Berwick率いる人工知能研究室、Dr.Wexler率いる認知心理学研究室)とは7回の会合(MITにおいて10月下旬の10日間)を通じ、理論研究・実証研究において相互に研究協力を行うことで合意した。MITから招聘のDr.Wexlerをはじめとし、国内・海外からの研究者を囲んでワークショップを8回行った
<理論研究>
理論構築班:1.研究拠点である神田外語大学言語科学研究科内に、重要な語彙素性の抽出のための研究を重点的に行うLexicon Projectと、理論の経験的基盤となる言語現象の整備と先行研究の体系的整備を目指すTheory and Data Survey Projectを設け、9月から活動を開始している。また各々の研究課題に対し、各分担者によるテーマ別の先行研究整備・理論構築も進められ、平成9年3月末には、中間報告書(669頁)を刊行した。
2.実証研究との連携:上記合宿会議には分担者全員の研究報告資料を予稿集として用意し、理論研究の記述班、実証研究、理論研究の理論構築班の順にまとめて、研究の進捗状況と今年度の達成目標、将来の展望、課題等について討議し、理論と実証研究の連携基盤を確立した。
3.自然言語処理班と理論班とは、合宿会議以外の連絡会議をこれまでに5回行ってきた。M.I.T.研究者との会合の結果、コンピュータによる理論の検証については、MITで開発した欧米語を基盤にした「原理とパラメター」理論に基づく解析・生成プログラムに、本研究理論グループによる日本語分析結果を提供し、双方で理論とプログラムの検討をすることにより、MITの人工知能研究室と協力して普遍文法解析プログラムとして発展させる計画ができた。
記述研究班:各研究課題に従って、資料収集と記述を行っている。特にデータベース作成のための研究会を数回行い、準備を進めている。また、自然言語処理班の井佐原・高橋等が中心となって開発してきた知的検索システムや電子化辞書等を導入し、新聞等から必要データ・語彙を検索するシステムも整備しつつある。パプア言語の実地調査の予備調査も実施できた。
<実証研究>
第一言語習得班:日本語の言語習得に関して、急ピッチで実験データの収集・観察を進め、理論班と連携して普遍原理の発現とパラメータ獲得に関わる仮説を立てている。平成9年1月にはMITの認知心理学教室のDr.Wexlerを招聘し、理論班の仮説を日本語・英語の両面から検証する項目・方法も検討した。
第二言語習得班:第二言語習得中の日本人話者の音声データ収集を行うと同時に、その特徴分析を始めている。さらに、日本語学習者の音声データの文字化を行っている。
神経言語学:五年間の実験項目として上げた10項目の中で、既に3項目の実験を終え実験結果と文法理論の予測との相関について仮説を立てている。さらに、被験者数を加算することで個人差を解消し、測定機械の精度を上げてさらに検討の予定。
コミュニケーション班:欧米型コミュニケーションと日本型(東洋型)のコミュニケーション方法の差異に関する資料収集を進めると共に、米国で開発されたコミュニケーション能力測定方法の妥当性も検討した。
<データベース作成>
自然言語処理班との連携により、機械的見地からの制約について、検討を重ねている。本学LANの始動時期と、研究開始の時期が重なったために、データベース化、文献検索のための準備は予定より多少遅れたが、本年度内にはソフト・ハード面での支援をほぼ完了し本格的始動が可能となった。

Research Products

• [Publications] Kazuko Inoue: "Reanalysis of Japanese Case Particle Ni" 太田朗先生傘寿記念論文集(大修館). (発表予定). (1997)
• [Publications] Kazuko Inoue: "A Note on Relevant Questions Involved in the Case System" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 1-14 (1997)
• [Publications] 長谷川信子: "「日本語の構造-情報単位としての文-:思考・情報の単位」" 月刊言語(大修館). 26巻1号. 100-105 (1997)
• [Publications] 長谷川信子: "「日本語の構造-情報単位としての文-:情報を構築する要素」" 月刊『言語』(大修館). 26巻2号. 98-103 (1997)
• [Publications] 長谷川信子: "「日本語の構造-情報単位としての文-:発話行為と談話(1)」" 月刊『言語』(大修館). 26巻3号. 106-111 (1997)
• [Publications] 長谷川信子: "「日本語の構造-情報単位としての文-:発話行為と談話(2)」" 月刊『言語』(大修館). 26巻4号. 100-105 (1997)
• [Publications] Nobuko Hasegawa: "A Copula-based Analysis of Japanese Clefts : Wa-Cleft and Ga-Cleft" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 15-38 (1997)
• [Publications] 奥津敬一郎: "連休即連用?第9回自然現象文その一-自然現象文とは何か-" 日本語学(明治書院). 7月号. 94-102 (1996)
• [Publications] 奥津敬一郎: "連休即連用?第10回自然現象文その二-自然現象文と連休・連用の対応-" 日本語学(明治書院). 8月号. 90-97 (1996)
• [Publications] 奥津敬一郎: "連休即連用?第11回自然現象文その三-自然現象文と連休・連用の対応-" 日本語学(明治書院). 9月号. 94-101 (1996)
• [Publications] 奥津敬一郎: "連休即連用?第12回変化動詞文その一-変化動詞文とは何か-" 日本語学(明治書院). 10月号. 76-83 (1996)
• [Publications] 奥津敬一郎: "連休即連用?第13回変化動詞文その二-変化動詞文とは何か-" 日本語学(明治書院). 11月号. 100-106 (1996)
• [Publications] 奥津敬一郎: "連休即連用?第14回変化動詞文その三-変化動詞文の種類-" 日本語学(明治書院). 12月号. 82-90 (1996)
• [Publications] 奥津敬一郎: "連休即連用?第15回変化動詞文その四-変化動詞文と連休・連用の対応-" 日本語学(明治書院). 1月号. 92-99 (1997)
• [Publications] 奥津敬一郎: "連休即連用?第16回変化動詞文その五-変化動詞文と連休・連用の対応-" 日本語学(明治書院). 2月号. 88-96 (1997)
• [Publications] 奥津敬一郎(共著): "『捷解新語』における自動詞・他動詞の対応(中間報告)〜「初刊本」を中心に〜" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 255-280 (1997)
• [Publications] Tsuruo Hisaizumi(共著): "Collocational Idiomaticity : Idioms involving Black in Japanese and English" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 281-316 (1997)
• [Publications] Masatake Muraki: "Distributive use of definite noun phrases" 太田朗先生傘寿記念論集(大修館). (発表予定). (1997)
• [Publications] Masatake Muraki: "Semantics of why and naze, and wh-merger" 言語科学研究(神田外語大学言語科学研究科紀要). (発表予定). (1997)
• [Publications] Misato Tokunaga: "A Descriptive Study of English Passive Expressions" 言語教育研究(神田外語大学言語教育研究所). No.7. 1-40 (1996)
• [Publications] 小林美樹: "虚辞構文の史的発達について第1回中間報告" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 39-50 (1997)
• [Publications] Robert DeSilva: "Genre and Lexical Patterning in English Newspapers : Preliminary Report" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 317-338 (1997)
• [Publications] 藤田知子: "tantにおける程度・結果・比較" フランス語学研究(日本フランス語学会発行). 30号. 1-13 (1996)
• [Publications] 藤田知子: "AUTANT---フランス語の同等比較級について" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 339-358 (1997)
• [Publications] Enoch Iwamoto(共著): "On the Aspectual Property of Locative Inversion and the Status of PP." COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 7. 51-60 (1997)
• [Publications] 岩本遠億: "言語理論を検証するためのフィールドワーク" 月刊『言語』(大修館). 25巻6号. 38-43 (1996)
• [Publications] Yasuo Ishii: "On Weak and Strong NPs in Japanese : A Preliminary Study" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 109-124 (1997)
• [Publications] Kazuki Kuwabara: "Multiple WH-Phrases in Elliptical Clauses and Some Aspects of Clefts with Multiple Foci" Formal Approaches to Japanese Lnguistics 2 (MIT Working Papers in Linguistics). 29. 97-116 (1996)
• [Publications] Kazuki Kuwabara: "On the Properties of Truncated Clauses in Japanese" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 61-84 (1997)
• [Publications] Akira Watanabe: "Absorption as Feature Checking" GLOW Newsletter. 38. 54-55 (1997)
• [Publications] Akira Watanabe: "Wh-in-situ Languages" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 85-108 (1997)
• [Publications] Akira Watanabe: "Nominative-Genitive Conversion & Agreement in Japanese : A Grosslinguistic Perspective" Journal of East Asian Linguistics. 5. 373-410 (1996)
• [Publications] 浜之上幸: "朝鮮語のアスペクト--日本語との対比の観点から--" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 359-380 (1997)
• [Publications] 原岡笙子: "音声学と音声教育の融合からコミュニケーションへ-ENGLISHNESSの追及-" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 413-420 (1997)
• [Publications] Yasushi Sekiya: "The Interlanguage Syllable Structure of Intermediate Japanese Learners of English : Influence of Universal Markedness and L1 Acquisition Processes (Interim Report)" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 421-434 (1997)
• [Publications] 久米昭元(共著): "Media Watch : Activities and Case Studies" SIETAR,Japan. vol.1. 30-43 (1997)
• [Publications] 久米昭元(共編): "コミュニケーション文献目録" 異文化コミュニケーション研究(神田外語大学異文化コミュニケーション研究所). 第9号. 125-150 (1996)
• [Publications] 久米昭元: "日本人による集団/組織コミュニケーション研究" 1996年日本コミュニケーション研究者会議. 第7号. 29-43 (1996)
• [Publications] Teruyuki Kume: "The “Mawashi" Style in Japanese Decision-Making : A Case Study" Japanese Society. vol.1. 41-58 (1996)
• [Publications] 久米昭元(共著): "日本人のコミュニケーション様式-実証研究への序章-" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 381-412 (1997)
• [Publications] 松本茂(共著): "日本人のコミュニケーション能力に関する基礎研究" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 435-462 (1997)
• [Publications] 板場良久: "パフォーマンス学におけるコミュニケーション理論とは何か?質的分類と混同の問題" パフォーマンス研究. 4. 60-69 (1997)
• [Publications] Shuji Chiba: "Negative Polarity Items and the Negative Complementizer" Studies in English Linguistics : A Festschrift for Akira Ota on the Occasion of His Eightieth Birthday ed. by Masatomo Ukaji et al.(大修館). (発表予定). (1997)
• [Publications] 千葉修司: "否定対極表現と平叙疑問文" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 125-144 (1997)
• [Publications] Reiko Shimamura: "Rule versus Analogy in Derivational Morphology : The Case of Agent Noun Formation in Japanese and English" Studies in English Linguistics : A Festschrift for Akira Ota on the Occasion of His Enghtieth Birthday ed.by Masatomo Ukaji et al.(大修館). (発表予定). (1997)
• [Publications] 島村礼子: "英語との比較を通して見た日本語の「名詞+名詞」複合語--その生産性をめぐって" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 145-164 (1997)
• [Publications] 萩原裕子(共著): "脳生理学から言語処理をみる" 月刊言語(大修館). 26巻1号. 85-97 (1997)
• [Publications] 中島平三: "往復書簡生成理論と認知言語学の接点を求めて第1・3回" 月刊『言語』(大修館). 26巻5号(発表予定). (1997)
• [Publications] 中島平三: "往復書簡生成理論と認知言語学の接点を求めて第1・3回" 月刊『言語』(大修館). 26巻7号(発表予定). (1997)
• [Publications] Yoko Sugioka: "Regularity in Inflection and Derivation : Rule vs.Analogy in Japanese Deverbal Compound Formation" Acta Linguistica Hungarica. Vol.43. 231-253 (1996)
• [Publications] 杉岡洋子: "自動詞と共にあらわれる対格表現をめぐって" 慶応義塾大学言語文化研究所紀要. 第28号(印刷中). (1997)
• [Publications] Yoko Sugioka: "Projection of Argument and Adjuncts in Compounds" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 185-220 (1997)
• [Publications] Yoko Sugioka(共著): "Psychological Status of Rules in Derivational Morphology : Evidence from Japanese Nominal Suffixation" Metropolitan Linguistics(東京都立大学英文学研究室). Vol.16. 10-40 (1996)
• [Publications] Ryuichi Washio: "Resultatives,Compositionality and Language Variation" Journal of East Asian Linguistics. 6・1(印刷中). (1997)
• [Publications] 鷲尾龍一: "語のタイポロジー" 月刊『言語』(大修館). 25巻11号. 28-35 (1996)
• [Publications] Ryuichi Washio: "Four Linguistic Notes on The Adventures of Sherlock Holmes" Tsukuba Eigaku Tenbo(筑波大学紀要). 16(印刷中). (1997)
• [Publications] Ryuichi Washio: "A Note on Time and Location in French" ICU English Studies. 6(印刷中). (1997)
• [Publications] Ryuichi Washio: "Remarks on Korean Resultatives" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 221-254 (1997)
• [Publications] 原口庄輔: "強弱の言語学" 月刊『言語』(大修館). 25巻5号. 32-35 (1996)
• [Publications] 原口庄輔: "鶴岡方言のアクセント再考" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 165-184 (1997)
• [Publications] Shosuke Haraguchi: "Syllable,mora and accent" Cross-Linguistic Studies. 45-75 (1996)
• [Publications] 原口庄輔: "怪情報考(その1)幸福の手紙" 筑波英学展望. 16. 73-89 (1997)
• [Publications] 原口庄輔: "-言語と認識-表と裏" 文法と言語理論Part2. 1-10 (1997)
• [Publications] Kazuko I.Harada: "On the Null Arguments in Early Japanese" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 463-488 (1997)
• [Publications] Tetsuya Sano: "Maturation in Inflectional Morphology" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 489-504 (1997)
• [Publications] 井佐原均(共著): "Lexical Knowledge from Large Corpona and its Application to Text Generation" Proc.of AMTA-96 (Conference of Association for Machine Translation in the Americas). 10月. 66-75 (1996)
• [Publications] 井佐原均(共著): "待遇値の計算モデル-語尾の付加による待遇値変化について-" 情報処理学会自然言語処理研究会資料116-17. 11月. 115-120 (1996)
• [Publications] 井佐原均(共著): "コーパスからの単文データの抽出" 言語処理学会第3回年次大会発表論文集. 3月(印刷中). (1997)
• [Publications] 井佐原均(共著): "新しい自然言語処理の構築へ向けて--深い理解への挑戦--" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 531-568 (1997)
• [Publications] 成田真澄: "日本人のための英文生成支援環境に関する研究" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 569-594 (1997)
• [Publications] Roger Martin: "Uninterpretable Features" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 627-658 (1997)
• [Publications] Jun Abe: "The Locality of Zibun and Logophoricity" COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証. 595-626 (1997)
• [Publications] 井上和子(編): "COE形成基礎研究費研究成果報告書先端的言語理論の構築とその多角的な実証(全2巻)" 669 (1997)
• [Publications] 久米照元(共編): "異文化コミュニケーション・ハンドブック" 有斐閣(出版社), 33 (1997)
• [Publications] 原口庄輔編著: "音韻研究-理論と実践" 開拓社(出版社), 86 (1996)