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2009 Fiscal Year Annual Research Report

天然多糖の構造活性相関に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08F08431
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

芦田 均  Kobe University, 農学研究科, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) XU Xiaojuan  神戸大学, 農学研究科, 外国人特別研究員
Keywordsグルカン / 免疫賦活活性 / 構造活性相関
Research Abstract

天然多糖類のうち、特にβ-グルカンについて免疫賦活活性の指標となるマクロファージからの一酸化窒素(NO)の放出活性を検討した。本年度は、β-グルカンについて昨年度の実験結果の再現性を検証し、いくつかのグルカンがマクロファージのNO産生能を高めることを見出した。また、α-グルカンについても検証したが、少なくとも用いた5種のα-グルカンについては、それ自体によるNO産生の亢進はなかった。さらに、リポポリ多糖で誘導した炎症状態の細胞におけるグルカンの作用も合わせて測定を実施した。その結果、酵母由来のβ-グルカンに効果があることを確認できたが、試薬として購入したLot間で異なる挙動が得られたため、再検討を計画している。また、いくつかの市販のグルカンにエンドトキシンが混入している可能性もあり、これらの予想外のトラブルにために実験の進行に若干支障がでているが、ほぼマクロファージを用いた検索段階は終了した。次に、グルカンの腸管透過収の可能性検証については、腸管細胞様に分化させたCaco-2細胞を用いた透過実験を構築する予備検討段階であり、来年度継続予定である。最後に、動物個体での免疫賦活作用検証については、培養細胞系で免疫賦活活性がなかったα-グルカンを投与する実験を実施した。その結果、α-グルカンは免疫賦活活性はないものの酵母β-グルカン同様に食物繊維様の作用を有し、盲腸重量の増加が見られた。また、脂質負荷試験では中性脂肪の吸収阻害効果が検証できた。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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