1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09041007
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Field Research |
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
南塚 信吾 千葉大学, 文学部, 教授 (50055315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
チャタリー B. 科学アカデミー大平原研究所, 所長
サボー F. ベーケーシュ県博物館, 館長
戸谷 浩 明治学院大学, 一般教育部, 専任講師 (00255621)
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Keywords | ハンガリー / タニャ / 農業 |
Research Abstract |
1997年の夏、日本から三名の研究者がハンガリーへ出かけて調査をした。南塚はセゲド市郊外のボルダーニ村周辺、戸谷はケチケメート市郊外のセントキラーイ村周辺、渡辺はベ-ケ-シュチャバ市郊外のコンドロシュ町周辺のタニャを調査した。調査方法は、それぞれの場所で20軒のタニャを選んでインタヴユ-を行う形を取った。20軒は、経営規模、立地、世代、作物種類等を勘案して、バランスをとった。インタヴユ-は、あらかじめ日本で準備したアンケート項目にそって、三カ所とも同じ形式で行った。主な質問事項は、タニャ住人の個人的データのほか、タニャの歴史、経営状態、その問題点、また、タニャ住人の歴史意識などに関するものである。さしあたり、見えてきた傾向として、タニャの3分の1は没落型、3分の1は停滞型、3分の1弱がファーマ-型として発展の可能性を持つものと言うことができる。そのさい、以下に作物の多角化が勧められているかが鍵になっている。一方、歴史的意識としては、1989年以後、けっしてタニャは優遇されておらず、むしろ1960〜70年代の社会主義時代への評価は高いものがあること、また戦前の地主時代への愛着はほとんどないことが、判明した。
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Research Products
(1 results)