1997 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀に向けての科学技術教育政策に関する国際比較調査
Project/Area Number |
09041022
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
秋山 幹雄 広島大学, 教育学部, 教授 (70039212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山路 裕昭 長崎大学, 教育学部, 助教授 (70136026)
室長 大應 徳山工業高等専門学校, 助教授 (10290800)
野上 智行 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80127688)
戸北 凱惟 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20018659)
寺川 智祐 広島女子商短期大学, 学長 (50036836)
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Keywords | 科学教育 / 技術教育 / 教育政策 / 理科教育 |
Research Abstract |
1.比較・調査の方法と視点を明確にした。 調査対象国に関するこれまでの研究成果を整理し、以下について検討した。教育現象や教育課題を比較的に取り扱う際に用いられる社会諸科学の研究方法・アプローチを参考にして、本調査研究で採用する実証的・経験主義的な国際比較の方法を理論的に基礎づけた。つぎに科学技術教育が社会システムの一部として果たす役割、ならびにわが国の科学技術教育の問題点を分析し、本研究で行う国際比較の視点を明確にした。 2.調査対象国の科学技術教育の実状を調査した。 実地調査の担当者は調査対象国にそれぞれ滞在し、研究組織において確認した比較視点に基づいて科学技術教育の実状を調査した。(1)教育技術教育に関わる教育政策と教育行政システム、(2)科学技術教育の研究動向、(3)科学技術教育の教育課程と授業実践、(4)科学技術教育の実践を支える教育環境(とくに教師教育と学校施設との関係)、これら4項目について、文献調査、インタビュー調査、統計調査、授業実践の分析などを継続的に実施した。 3.今後の研究展開 各国の調査結果を分析し、次年度の研究課題として、以下の2点を確認した。 (1)諸外国の科学技術教育の実態を国別類型に分類し、世界的に見られる一定の傾向やパターン、一方その国独自の特性を明確にする。 (2)これからのわが国の科学技術教育政策に必要なガイドラインを明確にする。
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