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1997 Fiscal Year Annual Research Report

植民都市の形成と土着化に関する比較研究

Research Project

Project/Area Number 09041062
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

布野 修司  京都大学, 工学研究科, 助教授 (50107538)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 牧 紀男  京都大学, 工学研究科, 助手 (40283642)
脇田 祥尚  島根女子短期大学, 生活デザイン学科, 講師 (40280119)
杉浦 和子  福井大学, 教育学部, 助教授 (50155115)
安藤 正雄  千葉大学, 工学部, 講師 (80110287)
応地 利明  京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (60024212)
Keywords植民都市 / 大英帝国 / 田園都市 / セグリゲーション / 南アフリカ / 都市計画 / 帝国主義 / ニューデリー
Research Abstract

本年度、インド、オーストラリア、南アフリカ、マレーシア、インドネシアにおける各都市でフィールド調査を行い、また、旧宗主国であるイギリス、オランダ、フランスにおいて文献収集をすることにより、植民都市の基本構造を理解することができた。各都市の都市史、都市計画史に関する文献、各種統計データまた都市地図、航空写真を収集。その作業過程において調査地区を選定し、各研究分担者が担当の地区を調査をした。
インドでは、主にニューデリーを中心に都市の形成、発展過程の実態把握を主な目的として、セグリゲーションに関する調査を行った。また、居住移動歴を住民に対するインタビューを通じて明らかにした。この過程で南アフリカにおける、インド人居住区での同様の調査が研究テーマとして浮上してきた。
南アフリカの現地調査においては、植民地支配からアパルトヘイトそしてポストアパルトヘイトに至るまでの都市の基本構造を把握することを目的とし、Pinelands(白人居住区)、Bo-Kaap(マレー人居住区)、Laudium(インド人居住区)等を調査対象地区として、セグリゲーションの実態への理解をすすめた。また、制度によらない新たなセグリゲーションがすでにはじまっていることも明らかになった。
オーストラリアでは、旧大英帝国植民地の首都の比較を行うためにプレトリア(南アフリカ)、ニューデリー(インド)とともにキャンベラをとりあげ、主に文献、都市地図収集を中心に行った。大英帝国の都市計画理念の導入という点でアデレ-ド、シドニー等も視野に入れる必要がある。
本年度の調査をもとに分析した結果さらに、都市計画家・建築家に関する資料収集、選定地区での住み方調査、オランダの都市計画理念、手法等に関する調査が必要である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 布野 修司: "ジャイプルの街路体系と街区構成" 日本建築学会計画系論文集. 499. 113-119 (1997)

  • [Publications] 応地 利明: "環境と地域-衛星画像から-" 山川『地域の世界史 第I巻』, 29 (1997)

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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