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1998 Fiscal Year Annual Research Report

インドにおける新たな階級の抬頭とカースト・システムにおける「差異化」の動態

Research Project

Project/Area Number 09041085
Research InstitutionAICHI UNIVERSITY

Principal Investigator

杉本 一郎  愛知大学, 文学部, 教授 (40079380)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) G.B.パンダ  インド中央政府, 地域開発委員会, 副アドバイザー
三上 勝也  神戸女学院大学, 文学部, 教授 (10068752)
山本 剛郎  関西学院大学, 社会学部, 教授 (90068742)
Keywords日系企業 / カースト媛 / カースト間移動 / 都市他 / カシュー・ナット産業 / 産物の流通ネット / 植民地化の影響 / カーストと分業
Research Abstract

本調査は2つの班に分れ,また調査時期をずらして異なった地域で実施したので,2つの班の個々について実績の概要ををとめる.
第1班(山本・三上組)はマドラス周辺地域に限定,内容は大別して2つに分けられる.(1)インドンショナル(株)〔松下電器産業出資による日系企業〕,IADA及びNELLDR工場の従業員と夫婦対象の家族関係である.(2)“The Hindu"求婚広告を通して南インドの会社カーストに探りを入れようとする調査.両調査とも解析に必要な集計とデータベース化をおこないつつ,それと先行研究を比較しつつ,あるいは南インドの社会構造を念頭に入れて,まとめの準備に入ろうとしている.
第2班(杉本・G・B.パンダ組)は専ら2個所のcashew nuts産業のインド有数の生産・出荷地帯であるA.P.州PALASAタウンとGOA州BICHOLIHタウを選び,両地帯の今日に到る地域特性,地域変化と産業構造の推移を考案し,現在主幹産業であるcashew nutsの製造行程,製造にかかわる従業員調査,雇用の現状を歴史的・文化的・社会的背景を考慮しつつ,このことを通して,インド.カーストの多様な移動・流動ひいては変化を示し,全体としておインド社会をこの要からしても一様には論じられないことを明らかにしようと,現在準備段階に入ろうとしている.

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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