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1998 Fiscal Year Annual Research Report

フィリピン諸島のネオテクシニクス解明のための総合研究

Research Project

Project/Area Number 09041107
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

安藤 雅孝  京都大学, 防災研究所 (80027292)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石川 尚人  京都大学, 総合人間学部, 助手 (30202964)
巽 好幸  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40171722)
大倉 敬宏  京都大学, 総合人間学科, 助手 (40233077)
平原 和朗  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40165197)
渋谷 拓郎  京都大学, 防災研究所, 助手 (70187417)
Keywordsマクロードコリード / GPS観測 / 火山岩サンプリング / 東支那海プレート / Palawan / マントル物質 / 堆積物
Research Abstract

本年度は、ルソン島マコロードコリトーンおよびその周辺域のGPS観測およびこの地域での火山岩名のサンプリングと解析が進められてきた。日本から調査隊が3回フィリピンへ向かった。GPS観測点は16点でキャペーイン観測を年2〜3回実施している。固定点は沖縄ないし上海を用いて解析を実施している。マニラ市内の測量局で連続観測を行っているが、この観測点の動きが奇妙であり、解析に用いていない。観測網内で新たに設置されることが望まれている。火山岩名の調査およびサンプリングを3回にわたって行った。そのデータの解析が現在進められている。この結果、マコロードコリード地域は東支那海プレートに乗る大阪地塊(Palawan)の衝突により、島弧側が引き裂かれ、それに伴いマントル物質が上昇したとのモデルの妥当性が示された。しかしながら、フィリピン側研究者より、むしろスラブ上面の堆積物が溶融し、それが火山物質の起源となっているとのモデルも提示され、結着はついていない。このような問題を含め日比研究者によるシンポジウムが2月16日〜18日にフィリピン火山地震研究所で行われた。日本からは7名、東工大1名、京大5名、東大1名計13名、フィリピン側から25名が参加して熱心な議論が行われた。本計画の研究成果を含めたシンポジウムのproceedingsは5月31日に締め切られ、12月中旬に刊行される予定である。

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Published: 1999-12-13   Modified: 2021-12-07  

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