1997 Fiscal Year Annual Research Report
アジア地域での生活環境が骨粗鬆症骨粗鬆症関連骨折発生に及ぼす影響
Project/Area Number |
09041175
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
黒川 高秀 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (90010298)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 隆 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (40157300)
中村 耕三 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (60126133)
MAHMAD Shah バカイ医科大学, 講師
REUNG P.C. 香港中華大学, 教授
BOSE Kamal シンガポール国立大学, 教授
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Keywords | Osteoporosis / Asia / Environment / Fracture |
Research Abstract |
アジアにおける骨粗鬆症と骨粗鬆症関連骨折との関係が欧米と異なるという現象が、生活様式や食文化を含む生活環境が様々に異なるアジア地域全体に共通にみられる現象か、あるいは特定の環境にのみみられる現象かを明らかにすることが本研究の目的である。 本年度は研究調査項目決定のための準備会議と現地実地調査を行った。 準備会議は平成9年10月22日から26日の間に研究分担社カマル・ボウズ(シンガポール)、ピ-・シ-・リオン(香港)、カリッド・ムハマド・シャア(パキスタン)に来日を要請し、研究代表者と研究分担社中村耕三、川口浩、松下隆、織田弘美、阿久根徹が参加して行った。まず、研究代表者と外国の研究分担社が日本および各国の骨粗鬆症および骨粗鬆症関連骨折に関する研究状況を報告し、現状の理解を得た。続いて、本研究で行う生活様式や食生活の評価法、X線所見や身体所見のとりかた、病歴聴取の方法などについて議論し、各項目の評価法の詳細については現地調査の上で決定することにして会議を終了した。 現地調査は松下隆、阿久根徹が平成9年11月28日から12月3日の間にパキスタンを、丸下隆、織田弘美が12が12月4日から11日の間にシンガポールを、川口浩が平成10年2月27日から3月1日の間に香港を訪問し、各調査項目の達成が可能か否かを確認した。 現地調査を踏まえて本研究の調査項目を最終決定し、各国における調査を開始した。
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