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1997 Fiscal Year Annual Research Report

口腔癌発生におよぼす栄養の影響に関する疫学的研究-異民族間比較研究-

Research Project

Project/Area Number 09042011
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

深野 英夫  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (00231556)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ZAIN R.B.  マラヤ大学, 歯学部口腔病理学教室, 助教授
伊藤 宜則  藤田学園保健衛生大学, 衛生学部, 教授 (50087665)
宮崎 秀夫  新潟大学, 歯学部予防歯科学講座, 教授 (00157629)
池田 憲昭  国立国際医療センター, 研究員 (30150791)
Keywords口腔癌 / 口腔前癌病変 / 疫学 / 栄養
Research Abstract

a.タミル人における口腔粘膜疾患罹患者の調査
口腔癌・前癌病変が高率であるカレイ島の椰子園農場と椰子油精製工場における労働者(タミル系インド人)を対象として口腔検診、生活習慣、学歴、喫煙、飲酒、ビンロ-咀嚼歴についての面接調査、栄養調査(食餌品目)と分析、末梢血サンプルを用いた血清学的栄養素の定量を1996年に行ったが、これに加えて本年は同様な生活習慣を持つ地域-クランにおいて同様の調査を行った。カレイ島では現在までに423名(男性-129、女性-294)の調査が行われ、クラン地方では138名(男性-65-、女性73)の調査を行った。
結果としては、口腔粘膜疾患は45.5%(255名)と高率に認められた。生活習慣における分析の結果、口腔粘膜疾患の危険因子としてビンロ-咀嚼があげられた(オッズ比=31.07)。また、末梢血サンプルは276名(その内、白板症-72名、BCM-91名、対照者-112名)より採取した。栄養調査の分析(炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミンA、カロテン)および血清におけるαカロテン、βカロテン、リコペン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン/ルテイン、αトコフェロール、レチノールの定量分析は終了し、現在それぞれの結果について検討している。白板症とBCMに対してそれぞれ、患者1名に対し性・年齢を一致させた対照1名による、患者対照研究を行い、結果について分析中である。
b.その他のブミプトラにおける口腔粘膜疾患罹患者の調査
サラワク州におけるその他のブミプトラ(イバン族・ビダユ-族)を対象としてタミル人と同様な調査を行った。調査は現在までにビダユ-族340名、イバン族273名の調査を行った。栄養調査の分析(炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミンA、カロテン)は、分析が不可能な食品が多く困難な状況である。血清についてはタミル人と同様な定量分析が現在進行中である。ビダユ-族に対して100名程度の調査を再度予定しており、現在継続中である。

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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