1999 Fiscal Year Annual Research Report
日本の科学技術のグロ-バル化についての国際比較研究
Project/Area Number |
09044011
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
中山 茂 神奈川大学, 経済学部, 教授 (40012348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 茂明 愛知淑徳大学, 文学部, 助教授 (40246450)
吉岡 斉 九州大学, 大学院・比較社会文化研究科, 教授 (30174890)
原田 勝 図書館情報大学, 図書館情報学部, 教授 (90012567)
澤田 芳郎 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30206023)
荒井 克弘 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (90133610)
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Keywords | 科学技術 / 国際化 / 情報化 |
Research Abstract |
本研究の目的は、日本の科学技術をいかに国際的なものにするのか、その方法について示唆を得ることである。具体的にいえば、日本語で発想された科学技術を日本の科学技術者はいかにして国際化するのか、また外国人が日本の科学技術を知るのにはどうするのか、歴史的な経緯を押さえたうえで、その「国際化」のプロセスを日本と外国の両方から研究し、日本の科学技術をグローバル化する方途を検討することにある。 そこで、本研究の最終年に当たる本年度は、おもに最終報告書の完成に向け外国人メンバーを含めた国際会議の形で、各自がこれまでにまとめてきた研究の報告会を開催した。そこでは、各国の立場から、日本の科学技術がどのように評価・受容され、その受け入れに当たり何が障壁として存在しているのかについての報告・討論がなされた。また、日本国内では、それに向けた準備を兼ね、本年度はとくに日本の科学技術政策のあり方・問題点を諸外国との比較で検討してきた。また、国際会議における日本側メンバーの報告内容は、本研究の出版成果などをとおしても報告を重ねてきたのみならず、研究成果報告書のなかで、外国人メンバーの報告を含めて、紹介する予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 吉岡 斉: "プルトニウム需給政策は破綻に瀕している"世界. 4月号. 112-115 (2000)
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[Publications] 山崎 茂明: "日本におけるランダム化比較試験文献の生産と流通"臨床評価. 27(1). 145-153 (1999)
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[Publications] 中山 茂: "20・21世紀科学史"NTT出版. 280 (2000)
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[Publications] 吉岡 斉: "原子力の社会史"朝日新聞社. 352 (1999)