1997 Fiscal Year Annual Research Report
日米独韓における環境政策ネットワークの比較政治学的実証分析
Project/Area Number |
09044020
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Joint Research . |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
辻中 豊 筑波大学, 社会科学系, 助教授 (70145944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廉 載鎬 高麗大学, 政経学部, 教授
石生 義人 筑波大学, 社会工学系, 助手 (60282331)
篠田 徹 早稲田大学, 社会科学部, 助教授 (60196392)
久保 文明 慶応義塾大学, 法学部, 教授 (00126046)
坪郷 実 早稲田大学, 社会科学部, 教授 (20118061)
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Keywords | 地球環境政策 / 政策ネットワーク / ネットワーク分析 / NGO / 利益集団 / トランズナショナリズム / ロビイング / 政策過程構造 |
Research Abstract |
本研究は、3年度に亘る共同研究を予定している。平成9年度の年度の研究は、3つの目的をもった。第一に、実証研究の背景となる理論及び先行研究の検討、第二に、他の国々の連携する共同研究と連絡をとりながら実証調査の企画、第三に、75以上の団体、組織を対象とした調査の実施である。具体的な成果を述べると、(1) 1980-90年代における国際的地球環境政策の調査領域を確定(8)。政策争点の種類(28)、政策上の事件(5)の種類をパイロットスタディーを兼ねた専門家、情報通へのインタビューの実施と体系的な環境政策関連の文献、雑誌、新聞、統計資料の検討によって確定した。(2)(1)の成果に基づく、103組織に対するインタビュー調査を遂行した。(3)この103の最も地球環境政策に影響ある日本のアクターに関する基礎分析を行い、コードブックおよび基礎クロス統計表を作成した。(4) 103アクター間の情報交換、支援協力関係に基づくネットワーク分析を行い、小論文を執筆した。(5) 103アクターの国際アクター関係、政策関心に基づく分析を行い、国際会議にて報告した。 米及び韓国調査について:(6)両国の連携研究遂行者との予備折衝を行った。(7)韓国、アメリカ等での対象となる団体、組織の抽出作業を行った。(8)韓国、アメリカの2国の調査の準備を行った。日米韓とも主要な5から10程度のアクターに対しては共同研究者が直接インタビューを行いパイロット調査とした。残りの50から70程度のアクターに対して調査機関に委託する予定である。
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