1998 Fiscal Year Annual Research Report
日米独韓における環境政策ネットワークの比較政治学的実証分析
Project/Area Number |
09044020
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
辻中 豊 筑波大学, 社会科学系, 教授 (70145944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SCHREURS Mir メリーランド大学, 政治学部, 助教授
BROADBENT Je ミネソタ大学, 社会学部, 準教授
廉 載鎬 高麗大学, 政治経済学部, 教授
久保 文明 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (00126046)
坪郷 実 早稲田大学, 社会科学部, 教授 (20118061)
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Keywords | 地球環境政策 / ネットワーク分析 / 利益団体 / NGO / NPO / 温暖化 / アクター / 比較政治 |
Research Abstract |
本研究は、3年度に亘る共同研究を予定している。初年度である平成10年度の年度の研究は、3つの目的をもった。第一に、実証研究の分析のためのデータと理論の再検討、第二に、連携する共同研究チームと連絡をとりながらアメリカおよびドイツでの実証調査の企画、第三に、100以上の団体、組織を対象とした調査のアメリカでの実施である。具体的に成果を述べると、 (1) 実証理論の検討の前提として、データ収集済みの日本、韓国データを確定し計4種類のコードブック作成し、体系的に分析開始した。基本分析として、日本、韓国の地球環境の政策アクターを比較検討した。そこで、メディアやNGOの予想以上に多くが含まれていること、さらに韓国では日本以上にその傾向が強いことが確認された。 (2) 米での1990年代における地球環境政策の領域の確定、政策争点の種類、政策上の事件の種類をパイロットスタディーを兼ねた専門家へのインタビュー調査(10件)を基に行った。 (3) 米独韓(国際機関)の連携研究遂行者との折衝、会合、通信。 (4) アメリカ、ドイツ等での対象となる団体、組織の抽出。アメリカでは日本の数倍の重要アクターが検出された。地球環境政策の領域が日韓より広いことが推察された。 (5) 調査の実施。アメリカで実施。ドイツには主要な10程度のアクターに対しては直接インタビューを行いパイロット調査をおこなった。
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[Publications] 辻中豊: "日本の地球環境政策アクターとは何か" 『選挙』. 52巻2号. 8-13 (1999)
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[Publications] 辻中豊: "韓国の地球環境政策アクターとは何か" 『選挙』. 52巻3号. 13-18 (1999)
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[Publications] 辻中豊・森裕城: "現代日本の利益団体" 『選挙』. 51巻4号. 4-15 (1998)
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[Publications] 辻中豊(編): "『団体の基礎構造に関する調査(日本)J-JIGSコードブック』" エル・デー・ビー, 115 (1999)
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[Publications] 辻中豊(編): "『団体の基礎構造に関する調査(韓国)K-JIGSコードブック』" エル・デー・ビー, 105 (1999)
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[Publications] 辻中 豊: "『地球環境政策ネットワーク調査(韓国)K-GEPONコードブック』" エル・デー・ビー, 217 (1999)
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[Publications] 辻中 豊: "『地球環境政策ネットワーク調査(日本)J-GEPONコードブック』" エル・デー・ビー, 259 (1999)