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1997 Fiscal Year Annual Research Report

フラビウイルス交叉性、遺伝子組み換えサブユニットワクチンの開発

Research Project

Project/Area Number 09044344
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

倉根 一郎  近畿大学, 医学部, 教授 (90278656)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ENNIS Franci  マサチューセッツ大学, 医学部, 教授
高崎 智彦  近畿大学, 医学部, 講師 (20221351)
Keywords日本脳炎ウイルス / デンフウウルス / キラーT細胞 / エピトープ
Research Abstract

Balb/cマウスを日本脳炎ウイルス(JEV)により免疫し、ウイルス特異的キラーT細胞を解析した。JEV免疫マウスの脾細胞をJEVで一週間刺激することによりエンベロープ(E)蛋白特異的キラーT細胞が誘導された。さらに、PrMとE蛋白遺伝子を含むプラスミド(DNAワクチン)をマウスに免疫することによりE蛋白に対するJEV特異的キラーT細胞が誘導された。以上の結果よりJEVのE蛋白はキラーT細胞に認識されるエピトープを有することが確認された。E蛋白を発現する細胞を溶解する細胞を同定した。この細胞はCD8陽性、CD4陰性のT細胞であった。MHC拘束性をH-2K^d、H-2L^d、H-2D^dをトランスフェクトしたL929細胞で検討した結果、E蛋白上のエピトープはH-2K^d拘束性であることが判明した。次にJEVE蛋白上においてH-2K^d、H-2L^d、H-2D^d拘束性のキラーT細胞エピトープのモチーフを有する9アミノ酸からなる24種類のペプチドを作製した。日本脳炎ウイルスで免疫したマウス脾細胞をJEVで一週間刺激した細胞をエフェクターとして、24種類のペプチドの認識をキラーT細胞アッセイによって検討するとCYHASVTDL(282-290番)のアミノ酸配列をもつH-2K^d拘束性ペプチドK-3と他に3つのH-2D^d拘束性ペプチドを含むペプチド群Eを認識した。さらに、このペプチド群EでBalb/cマウスを免疫することにより、ペプチド群Eを認識するキラーT細胞誘導された。他のペプチドのの免疫によってはそのペプチド自身を認識するT細胞は誘導されなかった。以上よりJEVE蛋白上のエピトープはアミノ酸282-290番のCYHASVTDLであることが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 倉根 一郎, 小西 英二: "日本脳炎ウイルス遺伝子を含む組み換えポックスウイルスに対するヒトT細胞免疫応答" Neuro・Infection. 2巻・1号. 141-142 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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