1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09045076
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
相見 則郎 千葉大学, 薬学部, 教授 (30009170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 和夫 千葉大学, 薬学部, 教授 (90109918)
中川 昌子 千葉大学, 薬学部, 教授 (40009171)
渡辺 和夫 千葉大学, 薬学部, 教授 (80019124)
石川 勉 千葉大学, 薬学部, 教授 (20114233)
山本 恵司 千葉大学, 薬学部, 教授 (50110341)
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Keywords | タイ / 熱帯薬用資源 / 天然物化学 / Pueraria mirifica / エストロゲン様作用 / 生物活性評価 / 製剤工学 / 固体分散 |
Research Abstract |
1)タイ伝統薬物を対象とする医薬素材分子の探索 北部タイの伝統薬物を対象に新規医薬品開発のシード分子を求める研究を継続して行った。対象生物は高等植物を主に、担子菌類、真菌類などについても可能性の検討を行った。(Lhieochaiphant,O-ariyakul, 藤本、池上、奥山、高山)。研究分担者藤本はタイ側分担者を介してチェンマイ市近郊の植物性医薬品を専門に製造、販売する企業の現場、さらにバンコックにあるタイ国政府直属の生薬性薬物開発研究所を視察する機会を得、タイ国独自の取り組み方に関する調査と情報交換を行った。(藤本)。 タイ産マメ科植物Pueraria mirificaは高齢者専用の若返り薬として知られ、その作用を裏付けるエストロゲン様作用成分の存在が報告されている。チェンマイ大学薬学部講師Sunee Chansakaowは研究協力者として日本側分担者の石川勉とともに新規活性分子の探求研究を行い、これまで最強とされていたmiroestrolの10倍の活性を持つ新規分子を発見してその化学構造を明らかにした。(Chansakaow(研究協力者)、石川)。 2)製剤関連基礎研究と応用技術開発 チェンマイ大学と協力してタイ国内の医薬資源を対象に開発研究を行う本プロジェクトにおいて製剤に関する基礎、応用研究はきわめて重要である。水難溶性薬物を経口投与可能とするための理論と応用に関する研究を行った。(Leelapornpisid,Titwan,Okonogi,小口,山本)。 3)研究総括 本研究について総括するとともに、これからの共同研究の進め方について意見の交換を行った。(Sanguansermsri,相見)。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Siriporn Okonogi 他: "Physicochemical Properties of Ursodeoxycholic Acid dispersed in Controlled Pore Glass"Journal of Colloid and Interface Science. 216. 276-284 (1999)
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[Publications] Sunee Chansakaow 他: "Identification of Deoxymiroestol as the Actual Rejuvenating Principle of "Kwao Keu." Pueraria mirifica. The known Miroestrol May Be an Artefact"Journal of Natural Products. 63(2). 173-175 (2000)
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[Publications] Sunee Chansakaow 他: "Isoflavonoids from Pueraria mirifica and their Estrogenic Activity"Planta Medica. 66(1). 1-4 (2000)