1997 Fiscal Year Annual Research Report
外国人のための効果的な漢字・読解教育を支援する教育データベースの開発
Project/Area Number |
09204201
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
カイザー シュテファン 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (20260466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 百合 九州大学, 留学生センター, 助教授 (90274539)
衣川 隆生 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (30282289)
山元 啓史 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (30241756)
小林 典子 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (00241753)
加納 千恵子 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (90204594)
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Keywords | 漢字教育 / 読解教育 / データベース / 統合 / データ構造 / 関係テーブル |
Research Abstract |
日本語の漢字・読解教育をカリキュラムとして有機的な関係として捉え、さらに文法的情報とも関連づけて、学習を円滑に進めるための支援となる教育データベースのデータ構造を検討した。漢字診断テストのデータベース、漢字学習情報データベース、簡易文法テスト、文法問題データベース、読解練習データベースという5つのデータベースを統合し、関係づけるための相互関係テーブルを作成し、学習者が自分の漢字学習の進度に合わせて読解教材を選んで学習したり、また学習しようとする読解教材において使用頻度の高い語彙や漢字を順に学習したりできるように、教育データ同士を円滑にやりとりできるデータ構造について試案を作成した。それぞれのデータベースを充実させるとともに、実際に学習者に試用してもらう際のフィードバックの形式についても日本語教育機関から情報を集めている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] カイザー シュテファン: "漢字学習書各種アプローチの検討(1)-表音的アプローチ-" 筑波大学留学生センター日本語教育論集. 12号. 31-42 (1997)
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[Publications] 清水 百合・他: "漢字語彙の運用力をつける指導について" 九州大学留学生センター紀要. 9号. 94-104 (1998)
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[Publications] 加納 千恵子: "漢字テストの評価項目による分類の試み" 日本語教育方法研究会誌. 4-1. 38-39 (1997)
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[Publications] 加納 千恵子: "外国人のための漢字学習項目およびテスト項目の分類" 情報処理学会研究報告. 97-80. 1-6 (1997)
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[Publications] 小林典子・山元啓史: "日本語能力の測定-学習者特性とSPOTの得点の関係" 筑波大学留学生センター日本語教育論集. 12号. 125-138 (1997)
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[Publications] 衣川 隆生: "作文の課題によってどのように文章産出過程が変わるか" 筑波大学留学生センター日本語教育論集. 12号. 89-104 (1997)