1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09204217
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
鄭 絳宇 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (40253562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 和明 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (70253565)
安倍 憲広 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00029571)
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Keywords | 人工実現感 / 3次元測量 / マルチメディア / 仮想復元 / 考古発掘 / 画像圧縮 / コンピュータビジョン |
Research Abstract |
古墳や遺跡から出土された歴史的遺物の中で,文化的,芸術的価値の高いものの修復と復元は,古い時代の生活様式の解明と多種類文化の研究,そして,メディアによる一般公開における重要な過程である.破損された文化出土品の復元は,今まで考古専門家の豊富な経験と多大な労働に頼ってきた.複雑な出土品を復元するには,空間想像力と判断力を要する.復元の過程を部品の欠落した立体ジグソパズルの組み立てと例えれば,その難しさが想像できる.一方,画像処理技術の発展と仮想現実感の誕生は,コンピューターが考古学における出土品復元の作業を支援する可能性を与えてくれた. 本研究は,コンピューターによる出土品の復元を目指す.破片の形状データをコンピューターに入力し,その中で仮想的に破片の接続を行い,復元後の様子を作り出す.その正確な結果を参照して本物の破片接着を行う.その効果として,まず,破片の組み立て計画立案がコンピューターの中で行える.そして,仮想空間無重力の環境で立体像を復元する作業には,力が必要なく,破片や復元品を自由に動かせる.破片を粘着せずに全体の復元された様子が分かり,復元の過程が進められる.さらに,出土品の破片を入力するだけで,コンピューターの中で復元した様子が生成できれば,マルチメディア展示や情報ネットワークの発展においても非常に意味がある.考古発掘の状態と復元後の様子が同時に展示できると,従来の展示方式に大きな変化をもたらす可能性も出てくる.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] J.Y.Zheng.etl.: "3D Surface Estimation and Model Construction from Specular Motion in Image Sequence" IEEE Trans.on Pattern Analysis and Machine Intelligence. 19・5. 513-520 (1997)
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[Publications] J.Y.Zheng.etl.: "Generating Dynamic Projection Images for Scene Representation and Recognition" Accadimig Press.Computer Vision.Graphice.Image Processing. (採択済). (1998)
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[Publications] 大塚哲朗.鄭絳宇.田中和明: "複数の視覚特徴の分離と融合による3次元モデルの複元" 電子情報通信学会論文誌. J80-D-II.9. 2324-2332 (1997)
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[Publications] 村田昭雄・鄭絳宇.深川義裕.: "複数の光源による鏡面反射物体の3次元形状獲得" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J80-D-II.No.7. 1659-1667 (1997)
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[Publications] 鄭絳宇.村田昭雄.: "考古出土品の計測保存と仮想複元" 電子情報通信学会論文誌. (採択). (1998)
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[Publications] 田中明和・和田敦.鄭絳宇.安部: "仮想空間における機械部品の組立可能性と可視化による機構の検証システム" 情報処理学会論文誌. 38・10. 1976-1985 (1997)