1998 Fiscal Year Annual Research Report
政府統計と結合可能な社会実態調査の調査設計と分析技法の研究
Project/Area Number |
09206109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
垂水 共之 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (50033915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村山 祐司 筑波大学, 地球科学系, 講師 (30182140)
大友 篤 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (70114155)
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Keywords | 国勢調査 / 全国消費実態調査 / 岡山行動圏 / 2次医療圏 / GIS |
Research Abstract |
垂水は岡山行動圏調査の第1回から第8回までの調査データをインターネットで公開し、利用者が希望する集計が行えるようにした。プライバシー保護のため、セルのデータ数が少ない場合には秘匿をかけている。また、これまでの調査を第1回と第5回、さらに第8回調査を中心として比較し、各市町村、各商品がどのように変化したかを分析し、報告書にまとめた。その膨大なデータをCD-ROM化することによりオフラインでも使えるようにした。さらに行動圏から「医療圏」をとりあげ、岡山県の「2次医療圏」と住民が重症時に行こうと思っている病院の地域との感覚との差違をデータから明らかにした。岡山県南部地域の医療圏では住民の間隔とズレがないものの北西部の医療圏にズレが見られるという結果が得られた。 大友は平成6年全国消費実態調査の個票データを用いて擬似データセットを作り、このデータセット間での統計的照合を行い、データマッチングの結果の信頼性の検討をすすめている。昨年度は仙台市、宇都宮市等の地方都市5都市を取り上げたが、データが少なかったため、今年度は東京都の全データを用いて行っている。 村山は昨年度作成し公開していた「インターネットGIS」の評価を行い、改良を進めると共に市町村合併等の情報にきめこまかく対応するようにしている。
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