1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09245220
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
渡邉 勝正 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (60026078)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 一義 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (70273844)
國島 丈生 岡山県立大学, 情報工学部, 助教授 (20263436)
木村 晋二 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (20183303)
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Keywords | 発展的ソフトウェア構成法 / 細胞プログラミング / Pocエディタ / パターン細胞 / 前条件・後条件 / 手指動作記述文 / 汎用コプロセッサ / ハードウェア / ソフトウェア協調設計 |
Research Abstract |
本研究では,「ソフトウェアの設計・開発時には適用範囲を設定できない処理対象をもつソフトウェア」の発展的な構成法を研究している.平成9年度では,ソフトウェアを発展的に構成するための方法や事例を調査し,具体的に,ソフトウェアの機能(仕様)を拡張させながら,プログラムを構成する過程を追跡した.その結果のひとつとして,「細胞に基づくプログラミング」(Poc:Programming on cells)の方針を打ち出し,そのためのエディタの構成を進めた.また,ハードウェア/ソフトウェア協調設計の観点から,メタレベルの機能等をハードウェアにより支援することの検討を進めた.細胞に基づくプログラミングでは、データ細胞、開始細胞、名前細胞、および、パターン細胞の4種を導入した。また、それぞれの細胞が活動する前条件と,活動の結果の後条件を明示して、プログラムの動きを判り易くする方針を提案した。さらに、細胞によるプログラミングを支援する環境を整えるために、Pocエディタの構成を計画して、その一部の実装を進めた。Pocの実際的な適用計画として、手指動作記述文から3次元グラフィックス表示へ変換するプログラムの開発を進めた。その結果,あらかじめ準備した記述文に対応する基本的な構文形式と,語句の辞書および表示パラメータの推定規則を用意して,中間表現への変換プログラムが作成できた. 一方、発展するソフトウェアの実行環境を、ハードウェアの面から支援するために、すでに開発している「FPGAにより可変論理回路部を備えた汎用コプロセッサ」の有用性の考察を進めた. 今後は、これらの内容を充実させながら,「発展するソフトウェア」を,変化するハードウェア/ソフトウェアの両面から研究を進めて行く.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 渡邉勝正, 木村晋二, 國島丈生, 高木一義: "細胞(セル)によるプログラミング-「コンテンツに適応する発展的ソフトウェアの構成法」" 重点領域研究「ソフトウェア発展」第1回研究会報告集. 123-126 (1997)
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[Publications] 渡邉勝正, 木村晋二, 國島丈生, 高木一義: "プログラムの変化を観る-「ソフトウェア発展モデルの形成に備えて」" 重点領域研究「ソフトウェア発展」 C班研究会資料. (1997)
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[Publications] 渡邉勝正, 相良かおる, 研野まき,木村晋二: "手指動作の記述文から3次元表示への変換" 手話工学研究会-「関西における手話工学の現状」. (1997)
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[Publications] 伊藤康史, 木村晋二, 渡邉勝正: "可変ハードウェアを有する計算機システムにおけるハードウェア資源の管理について" 電子情報通信学会 VLSI設計技術研究会. VLD97-101. 9-14 (1997)
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[Publications] 渡邉勝正, 木村晋二, 高木一義: "コンテンツに適応する発展的ソフトウェアの構成法" 重点領域研究「ソフトウェア発展」第2回研究会報告集. (1998)