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1997 Fiscal Year Annual Research Report

Brassica oleraceaのクラスIIs複合遺伝子座の構造解析

Research Project

Project/Area Number 09262206
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

岡崎 桂一  新潟大学, 農学部, 助手 (20270936)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西尾 剛  農林水産省, 農業生物資源研究所・放射線育種場, 研究員
Keywords分子生物 / S複合遺伝子座 / 自家不和合性 / Brassica
Research Abstract

クラスIIS複合遺伝子座の構造を明らかにするためBrassicaの系統から既知のクラスIIに属するS2、S5、S15とは異なる新奇のゲノミックサザンパターンを示した個体を見出した。この個体はSLGのシークエンや交配実験からパターンは既存のS2テスターラインと異なるもののS2と同定された。さらに、ブロッコリの市販品種に多数見出されるので、今後このタイプのS2をS2ブロッコリタイプと呼ぶこととした。
S2に見られるSLA遺伝子がS2テスターラインに検出されたが、S2ブロッコリタイプには見られなかった。すなわち、S2テスターラインとS2ブロッコリタイプは同じS2であっても、後者はS複合遺伝子座が変異しているものと思われた。
S15ではゲノムDNAから3つのSホモログを単離した。HindIII断片6.2kbのホモログはSRKカイネースドメインのシークエンスを含んでいた。S15-8.0kbはSLG2に対してはDNAで99.0%と非常に高い相同性を示し、3非翻訳領域もSLG2に対してDNAで99.0%と高い相同性を示した。シークエンスの結果からS15の一部はS2由来の可能性が考えられた。S15のS遺伝子座を更に解析するために67個のS15コスミドクローンを解析した結果、2つのSホモログがひとつのクローン内に捕らえられたコスミドクローンがあったのでS15のS-locus上に複数個のS-likeな遺伝子がduplicateして乗っていると考えられる。
SLAの有無、S15遺伝子上へのS2領域の組み換え、S15遺伝子座でのSホモログの重複などから複雑なクラスII S複合遺伝子座の構造の一端が明らかになった。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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