1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09276102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
永田 和宏 京都大学, 胸部疾患研究所, 教授 (50127114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 斗志也 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70152014)
伊藤 維昭 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (90027334)
矢原 一郎 東京都臨床医学総合研究所, 副所長 (60109957)
吉田 賢右 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (90049073)
森 正敬 熊本大学, 医学部, 教授 (40009650)
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Keywords | 分子シャペロン / 細胞機能制御 / Quality Control |
Research Abstract |
当年度の当初研究計画は以下の通りである。それぞれについて、下記のような実績をあげることができた。 1)本研究班のメンバーを中心に、随時研究連絡会をもち、それぞれの研究計画を検討し、必要であればその計画実現性に向けて助言を行う。実績:総括班会議を2度開催し、研究進行状況についてチェックするとともに、領域全体の目指す方向、重点的な援助体制の確立などについて論議を行った。 2)年に2度程度、ニュースを発行し、班員間の情報交流を促がすとともに、円滑な領域研究全体の運営を行う。実績:"Chaperone News Letter"を2度発行し、班員との情報交換を促進するとともに、各種国際学会報告、方法論や研究指針などについての論文を掲載した。内容のきわめて充実したNews Letterとなり、他の領域の班員からも大きな反響があった。 3)年に一度、全体会議を行い、全員が研究成果を発表し、本総括班はそれらを評価する。実績:11月27日-29日にかけて、文部省共済「静雲荘」(箱根)において班会議を開催し、班員を中心に93名の参加を得て、活発な報告と討論をおこなった。 4)研究評価に基づき、次年度の研究計画に助言、指導を行う。実績:上記班会議において、適切な助言をおこなった。 5)公開シンポジウムを開催し、研究成果の公表を行うとともに、本分野の重要性と研究の前線を広く公開する。実績:班会議の前日(11月27日)、横浜において公開シンポジウム「分子シャペロンと、、、」を開催し、一般参加者を含めて150名の聴衆とともに活発な討論が交わされた。 6)国際的な情報交換を行うため、海外の研究者との交流をはかる。実績:"International Confarence on Dynamics and Regulation of the Stress Response"が、領域代表の永田和宏と、HSP研究所の由良隆によって開催され(平成10年3月9-12日、京都国際会館)、国外からの50名を含めて、270名の聴衆を得て、活発な報告と討論が行われ、重点領域の班員の多くが参加した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] M.TANABE, K.NAGATA: "Disruption of the HSF3 gene results in the severe reduction of heat shock gene expression and loss of thermotolerance." The EMBO J.in.press.
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[Publications] A.NAKAI, K.NAGATA: "HSF4,a new member of the human heat shock factor gene family which lacks properties of a transcriptional activator." Mol.Cell.Biol.17(1). 469-481 (1997)
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[Publications] Y.Makino, M.YOSHIDA: "Chaperonin-mediated folding of green fluorescent protein." J.Biol.Chem.272. 12468-12474 (1997)
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[Publications] K.Terada, M.MORI: "The human DanJ homologue dj2 facilitates mitochondrial protein import and luciferase refolding." J.Cell Biol.139. 1089-1095 (1997)
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[Publications] G.Matsumoto, K.ITO: "SecY and SecA interact to allow SecA insertion and protein translocation across the Escherichia. coli plasma membrane." EMBO J.16. 6384-6393 (1997)
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[Publications] T.Kanamori, T.ENDO: "Probing the environment along the protein import pathways in yeast mitochondria by site-specific photocrosslinking." Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 94. 485-490 (1997)
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[Publications] K.NAGATA: "Molecular Chaperones in Proteins ; Structure,Function,and Mode of Action." (Eds.Fink A L, Goto Y), (1997)