2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09281102
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
永井 良三 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60207975)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鍋島 陽一 京都大学, 医学部, 教授 (60108024)
東山 繁樹 大阪大学, 医学部, 助教授 (60202272)
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
森下 竜一 大阪大学, 医学部, 助教授 (40291439)
高橋 克仁 大阪成人病センター, 主任研究員 (40211338)
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Keywords | 血管 / 平滑筋 / 遺伝子治療 / 遺伝子発現調節 / 形質変換 / 動脈硬化 |
Research Abstract |
本研究は、血管平滑筋細胞形質変換と増殖の分子機構を明らかにすることを目的としている。具体的に、血管平滑筋細胞の分子マーカーの遺伝子発現を制御する内的プログラムと外因性因子を明らかにすることにより、動脈硬化の分子機構と治療に新しいアプローチの開発を目的としている。次の3つの研究課題を設定した。1)平滑筋特異的転写調節機構と平滑筋が合成型へ形質変換する際の遺伝子転写機構の解明、2)血管平滑筋の形質変換を制御する増殖並びに増殖抑制因子の細胞内情報伝達系の解明、及び3)高効率の遺伝子導入法を用いて動脈硬化の成因解明と平滑筋遺伝子の血管系における機能解明。 上記の課題に対して、次の成果をあげた。1)脱分化平滑筋で発現する転写因子の機能解析:平滑筋細胞の〓化形質への変換の分子メーカーに位置づけられるミオシン重鎖SMemb遺伝子の転写制御に関わる転写因子BTE〓の機能解析を通して、BTEB2の転写誘導の機序解明ならびに活性化するシグナルの解明、さらにBTEB2が再〓病変の発症に密接に関わっていることを解明した。2)平滑筋分化における転写系の解明:クロマチン構造変〓子を中心に、平滑筋の転写調節に必要な転写制御ならびにマシーンの要素を解明し、さらにその機能的な制御〓らかにした。3)膜アンカー型増殖因子HB-EGFによる血管平滑筋細胞の増殖制御機構:HB-EGFのshed〓酵素の候補であるADAMファミリーの遺伝子によるHB-EGFのsheddingへの機能的な制御の有無さらにそ〓御機構を解明した。4)老化抑制遺伝子klothoの分子機能と発現解析:Klothoの存在様式と機能解明を目的〓抗体作製、蛋白質精製、ならびに酵素活性の有無を検討した。さらに、Klothoファミリー因子を同定し、今後〓老化におけるklotho因子群の役割について検討する。5)カルボニンh1遺伝子欠失マウスの作製:分化型平〓細胞に選択的に発現するカルボニン遺伝子をノックアウトし、筋収縮機構に異常を来すことを解明した。6)〓子導入による平滑筋形質変換機構の解明:平滑筋細胞増殖に関わる転写因子E2FやNFKBに対するデコイを〓た血管拡張術後の再狭窄の抑制効果について検討した。その結果、ハイドロゲルカテーテルを用いた投与が有〓あることを明らかにした。さらに、新しいレプリコンベクターの開発ならびに脂肪組織でのHVJリポソーム〓入の最適化を行った。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Kurro-o M. et al.: "Mutation of the mouse Klotho gene leads to a syndrome resembling afei*"Nature. 390:. 45-51, (1997)
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[Publications] Tokumura S. et al.: "Ectodomain shedding of epidermal growth factor receptor ligands* required for kerationcyte migration in cutaneous woind healong."J.Cell.Boil.. 151. 209-219 (2000)
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[Publications] Yagi M. et al: "Basic calponin expressing human neuroblastoma cell line of KP-N-YS*"Cell. 11. 231-238 (1998)
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[Publications] Yamada S. et al: "Development of antibody against epitope of lipoprotein (a) modified oxidation : evalutin of new enzyme-linked immunoassay for oxid* Lp(a).,"Circulation. 102:. 1639-1644 (2000)
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[Publications] Aoki M. et al: "Inhibition of the p53 tumor suppressor gene results in growth of hu* aortic vascular smooth muscle cells.; Potential role of p53 in regulatio* vascular smooth muscle cell growth."Hypertension. 34. 192-200 (1999)
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[Publications] Ikura T. et al: "Involvement of TTP60 histone acetylase complex in DNA repair apopto*"Cell. 102. 463-473 (2000)
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[Publications] Kaneda Y. et al: "Annals of the New York Academy of Sciences."The New York Academy of Sciences.. 551 (1997)
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[Publications] Saeki Y. et al: "Cell Biology ; Al laboratory handbook (2 nd eds.)"Academic Press Inc.,San Diego.. 674 (1999)