1999 Fiscal Year Annual Research Report
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09301012
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| Research Institution | Center for National University Finance |
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Principal Investigator |
天野 郁夫 国立学校財務センター, 研究部, 教授 (50022398)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 圭一 九州大学, 大学院・人間環境学研究科, 助教授 (30249924)
藤村 正司 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (40181391)
小林 雅之 東京大学, 大学総合教育研究センター, 助教授 (90162023)
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| Keywords | 高等教育・大学 / 国立大学 / 地域交流 / 大学開放 / 産学共同 |
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| Research Abstract |
本研究は,急激に変貌しつつある現代社会の大学の機能と役割を,地域社会との関連に焦点をあてて,大学と地域交流の現実を総合的・実証的に捉え,問題を明らかにすることによって,政策や計画に資する。そのため,次のような作業を行った。1.総合研究(1)地域性に着目した大学の類型化(2)各大学群の機能様式の分析(教育機会の提供,人材の育成,対社会サービスなど)2.事例研究(1)事例研究I:国立大学の事例研究(大学全体,組織レベル,個人レベルでの地域との関連,組織特性など)(2)事例研究II:国立大学と地域の事例研究(1つの地域における大学と地域社会の関連を総合的に分析)
(1)総合研究では,前年度に引き続き,既存資料の収集・整理・分析を主体に作業を進めた。「学校基本調査」や「大学一覧」などを中心に前年度作成した大学データベースに基づき国立大学の類型化を行った。この大学類型を用いて,大学の組織特性や教育機会の提供,人材の育成,対社会サービスなどの機能様式の相違の分析を進めた。(2)事例研究Iでは,主として地方の国立大学に所属する共同研究者の大学と地域を対象として,資料収集を進めることにより,大学の組織特性と地域との関連を明らかにした。さらに,前年度実施した各大学の教員調査ならびに地方の有識者を対象としたアンケート調査の分析を行った。(3)事例研究IIとして,新潟県を対象として,国立大学だけでなく私立大学をも含めた大学と地域社会の関連を総合的に調査した。これらの大学の教員や行政機関について地域との交流を中心にアンケート調査を実施するとともに,訪問調査を実施した。(4)全体会議を共同研究者が所属する大学のある地域(今年度は香川大学)で実施し,全体の調整をはかるとともに,同時に事例研究Iを実施した。
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