1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09304044
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
竹内 謙介 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (00107450)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 健治 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (20262917)
山崎 孝治 北海道大学, 大学院地球環境科学研究科, 教授 (70270791)
遠藤 辰雄 北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (20001844)
藤吉 康志 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (40142749)
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Keywords | オホーツク / 海氷 / ゾンデ観測 / 気団変質 / 大気海洋相互作用 / 界面フラックス |
Research Abstract |
1.過去のデータの解析 NOAAより1973-90年の期間にオホーツク周辺域で行われたゾンデ観測データを購入した。冬季季節風の吹き出し時に上流と下流での大気中の気温、水蒸気量の分布を比較し、大気が海洋から得た熱や水蒸気を推算し、海氷の影響を調べる作業を始めた。その為、この期間の海氷分布と大気の客観解折データを入手した。 2.斜里町におけるゾンデ観測 オホーツク沿岸域でのゾンデ観測地の調査を97年11月に行った。紋別町から斜里町にかけて、数カ所の候補地を現地調査した結果、斜里町の斜里温泉付近が最適と判断された。これは海岸に近く陸の影響が出にくいこと、付近に障害物が無くゾンデ観測がやりやすいこと、海氷の存在する確率が高いこと、観測のための部屋や観測者のための宿泊施設があること、等の条件を満たしているためである。12月に再び現地を詳しく調査し、観測機器の配置などを検討した上、98年1月24日から現地入りして準備をし、26日よりゾンデ観測を開始した。2月11日まで17日間、通常1日4〜8回の観測を行ない、重大な失敗もなく、欠測なくデータを得ることができた。 3.巡視船宗谷におけるゾンデ観測 海氷上での大気の状態を調べるため、海上保安庁の巡視船宗谷の航海に便乗させてもらい、ゾンデ観測を行った。航海は小樽を98年2月3日に出航、12日に小樽に帰航する12日間で、観測は船がオホーツク海内に居る間、紋別寄港中や海岸に接近した時を除き、やはり1日4〜8回行った。ここでも全ての回にデ一タを得ることが出来た。 4.斜里、宗谷のデータ解析 現在、解折が進行中である。また、海氷分布、その他のゾンデデータ等の入手を計っている。
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