1997 Fiscal Year Annual Research Report
総形ドレッシングを要しないボールめねじ内研創成法の開発に関する研究
Project/Area Number |
09305012
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鍵和田 忠男 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10111155)
|
Keywords | ボールめねじ / 内研創成 / 三次元内研砥石台 / ボールめねじ内研創成装置 / 簡易ドレッサ / めねじ / 不整形砥石 / ボールねじ |
Research Abstract |
1.砥石軸を垂直面内の傾き角と水平面内の旋回角からなる三次元に設定した状態におけるボールめねじ工作物と砥石の間の三次元的な相互干渉過程のシミュレーション法が確立され、輸郭形状が単純な普通形状砥石(JlS1号平形縁形状F)の使用によるゴシックアーチ断面の「ボールめねじ」の「内研創成」が可能であることが碓認された。 2.高周波グラインダー旋回台を設計して外注製作し(砥石台製作外注費)、それに高周波スピンドル(砥石台製作材料費)を搭載して、「三次元内研砥石台」が完成した。それをNC旋盤(購入備品)に搭載して「ボールめねじ内研創成装置」が完成した。ただし高周波スピンドルの空気静圧軸受けの周辺装置が末完成のため、内研創成実験は未だ行っていない。 3.「三次元内研砥石台」の性能検査により傾き角および旋回角の設定範囲に対し、砥石中心位置の変動は±5μm以内で、十分な性能であることが確認された。 4.ドレッサー取り付け台を設計して外注製作し(簡易ドレッサ製作外注費)それに現有のラジアスドレッサを取り付けて「簡易ドレッサ」が完成した。なお、高周波スピンドルの周辺装置の出費が予定を越えたため、簡易ドレッサの設計仕様を変更して現有のラジアスドレッサを利用する方式とした。 5.普通形状砥石(JIS1号平形縁形状N〕の使用による通常の「めねじ」の内研創成法が確立され現有の装置によって創成実験がなされた。これを通じボールめねじの内研創成法の確立に確信が得られた。 6.「不整形砥石」による「ボールねじ」の創成法が確立され現有の装置によって創成実験がなされた。これを通じ不整形砥石によるボールめねじ内研創成法の確立(平成10年度以降の研究計画)に確信が得られた。
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] T.Kagiwada und H.Harada: "Measurement-and Computer-Integrated Generation of Ball Screws" 3.ITG/GMA-Fachtagung Sensoren und Messysteme. 3月10日判明 (1998)
-
[Publications] T.Kagiwada, H.Harada, R.Imada and S.Iida: "Computer-Aided Femele Screw Crinding without Form Dressing" 1998 JSME SPRING ANNUAL MEETING. 3月31日判明 (1998)