1999 Fiscal Year Annual Research Report
総形ドレッシングを要しないボールめねじ内研創成法の開発に関する研究
Project/Area Number |
09305012
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Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
鍵和田 忠男 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10111155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 宏幸 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90301936)
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Keywords | ボールめねじ / 内研創成 / ボールめねじ内研創成装置 / 不整形砥石 / 後処理ソフト / オンマシン非接触測定法 / 不鮮明データの鮮明化 / 12-88不鮮明幅 |
Research Abstract |
1.「不整形砥石」によるボールめねじの創成シミュレーションがなされ、条件によっては整形砥石によるよりも高い精度が得られることが確認された。 ここで開発されたシミュレーション法は従来とは異なり、ボールねじ(ボールねじ軸)とボールめねじ(ボールナット)を区別することなく創成シミュレーションが可能な画期的な方法である。 2.不整形砥石の砥石形状測定をオンマシン非接触で行うための装置から出力される、不鮮明なデータを鮮明化するための「後処理ソフト」の開発がなされ、基本的な方策がほぼ確定したが、完成には至っていない。これは今後の大きなテーとして発展する可能性がある。 3.上記2において、測定器の特性重み関数が求められ、標準偏差約0.09mmのガウス関数であることがほぼ確定された。 4.データの鮮明度を計るために、「12-88不鮮明幅」と名付けた新たなパラメータw_<12-88>が開発・導入された.これはステップ応答において,ステップ高さの12%の高さを与える最も小さい横位置の値と,ステップ高さの88%の高さを与える最も大きい横位置の値の間の幅を以って与えるものである。 5.上記4の「12-88不鮮明幅」による判定で、測定データにおけるw_<12-88>=0.22mmを鮮明化によってほぼ1/4のw_<12-88>=0.016mmに改善することに成功した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 鍵田忠男、原田宏幸、今田亮祐、飯田重幸: "総形ドレッシングを要しないコンピュータ支援めねじ研削"日本機械学会論文集C. 65巻635号. 2933-2939 (1999)
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[Publications] 鍵和田忠男、原田宏幸、浦池隆文: "不整形砥石によるボールねじ研削"日本機械学会北海道支部第39回講演会講演概要集. No.992-1. 30-31 (1999)
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[Publications] 鍵和田忠男、原田宏幸、石井孝憲: "形状測定データの鮮明化"日本機械学会北海道支部第39回講演会講演概要集. No.992-1. 32-33 (1999)
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[Publications] 鍵和田忠男、原田宏幸、浦池隆文: "総形ドレッシングを要しないボールねじ研削法(不整形砥石による創成)"日本機械学会論文集C. 65巻639号. 4514-4520 (1999)
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[Publications] 原田宏幸、鍵和田忠男、浦池隆文: "総形ドレッシングを要しないボールナット内研創成法の開発"日本機械学会論文集C. 65巻639号. 4521-4526 (1999)
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[Publications] T. Kagiwada: "On-Machine Optical Measurement of Grinding Wheel Shape for Computer-Integrated Ball Nuts Generatiopn using Irregular-Shaped Grinding Wheel"VDI-Bericht, Sensoren und Messtechnik. No.1530(未定). (2000)