1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09305040
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Research Institution | Miyagi Gakuin Women's University |
Principal Investigator |
後藤 久太郎 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (50086104)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 龍一 熊本大学, 工学部, 助教授 (80193530)
吉田 純一 福井工業大学, 工学部, 教授 (40108212)
齋藤 英俊 東京国立文化財研究所, 国際文化財保存修復協力センター長 (30271589)
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Keywords | 近世指図 / 指図の作図技法 / 指図の表現技法 |
Research Abstract |
本年度はまず、97年度・98年度に各機関で分担した各指図所蔵機関の調査対象指図の、採取書誌データシート、デジタル・銀塩の写真データを持ち寄り、書誌データ採取上の問題点、特に指図台紙の紙質の判別が、所蔵機関の修補によって困難になっている場合がある点について検討し、調査方法の見直しを計った。また、特色の顕著な指図については、特に細部にわたる観察検討を強化することを確認し、新たに本年度の各機関の調査対象を決定した。 99年度に行った調査機関等は、和歌山県立図書館(紀伊家文書)、大阪市立博物館(佐賀藩大阪蔵屋敷関係)、大阪府立中之島図書館(禁裏関係)、福井県立図書館(松平文庫)、小浜市立図書館(酒井家文庫)、大野市柳廼社(土井家文庫)、福井市立郷土歴史博物館(春嶽公記念文庫)、金沢市立図書館(主として前田家関係)、富山県立図書館(前田家子藩関係)、武雄市教育委員会(鍋島家関係)、長崎県島原市本光寺(松平家)、日南市教育委員会(伊東家)、愛媛県立図書館(松山藩)、財団法人伊達文化保存会(宇和島伊達家)、安芸市立歴史民俗博物館(五藤家)、御花(立花家)、岩国徴古館(吉川家)、(高松市)歴史博物館建設準備室(松平頼武関係)、宮城県図書館(伊達家)、以上である。 この内、宮城県図書館の調査は、年度末に4機関合同で行い、寛文3年の江戸屋敷指図2枚を中心に、詳細調査を行い、これまでの調査によって得られた知見による、作図技法・描法の分析方法の可能について検討した。
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