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1999 Fiscal Year Annual Research Report

魚類アクチビンの構造および機能解析

Research Project

Project/Area Number 09306013
Research InstitutionTokyo University of Fisheries

Principal Investigator

隆島 史夫  東京水産大学, 水産学部, 学長 (60041703)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉崎 悟朗  東京水産大学, 水産学部, 助手 (70281003)
廣野 育生  東京水産大学, 水産学部, 助手 (00270926)
青木 宙  東京水産大学, 水産学部, 教授 (00051805)
ストルスマン C. A  東京水産大学, 水産学部, 助手 (10231052)
Keywordsニジマス / アクチビン / インヒビン / 遺伝子解析 / 生殖線 / in situ ハイブリダイゼーション / 遺伝子の発現
Research Abstract

ニジマスのアクチビンβA鎖およびβB鎖およびインヒビンα鎖遺伝子の生殖線における発現細胞および季節変動を、これらの遺伝子のRNAプローブを用いて in situ ハイブリダイゼーション法により調べた。精巣では包嚢を取り囲む間質細胞において、卵巣では顆粒膜細胞や莢膜細胞において、α鎖、βA鎖およびβB鎖遺伝子の発現が確認できた。一方、細胞質にマクロファージが観察できる退縮しつつつある卵では、これらの遺伝子の発現が顆粒細胞層に観察できた。また、これら遺伝子の発現量は、精巣および卵巣ともに季節性は見られなかった。
さらに、タンパク質レベルでのアクチビンの局在性をヒトのアクチビンに対するポリクローナル抗体を用いて調べたところ、脳下垂体、腎臓、心臓、卵巣、精巣においてアクチビンの存在が認められ、哺乳類におけるアクチビンの組織分布とほぼ一致した。次いで、生殖線におけるアクチビンのタンパク質レベルでの季節的変動について検討した結果、卵巣では卵形成のほぼ全時期を通じて顆粒膜細胞に陽性反応が認められ、排卵直後の卵巣ではその反応が減衰した。一方、精巣では精子の退化過程において、セルトリ細胞に陽性反応が認められたが、精子形成時期では認められなかった。
今回クローン化したインヒビンα鎖遺伝子は約1.8kbよりなり2個のエクソンと約200bpのイントロンよりなっていいた。アクチビンβB鎖遺伝子は約8kbよりなり約6,000bpの1個のイントロンを含む2エクソンより構成されていた。両遺伝子のエクソン-イントロン分断位置はヒトのものと同じであった。しかし、インヒビンα鎖のイントロンはヒトのものと比べて極端にに短いものであった。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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