1997 Fiscal Year Annual Research Report
ライフサイクル健全性監視用分散知能化インタフェース技法研究
Project/Area Number |
09308012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
北村 正晴 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00005422)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 秀利 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80198663)
高橋 信 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00243098)
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Keywords | 大規模機械システム / ライフサイクル健全性 / 能動監視 / データベースシステム |
Research Abstract |
大規模機械システムを想定した試験装置を対象として、常設監視系と、自律性の高い遠隔操作機能を備した能動監視系との統合化、とりわけライフサイクル全体にわたる目的指向型のシステム統合化方の確立とを目的として本研究を実施した。具体的には実験用水ループをテストベンチとして、その構要素機器、センサー配管などに各種の模擬異常を組み込み、こでまで開発してきた信号処理手法をベスとする予兆監視専用計装系を実装すると共に、新しい概念に基づく移動マニピュレータに搭載した動型随時・能動監視計装を導入し、両種の計測系を相互補完的に統合利用する方式の確立を図る。こために必要となる要素技術と、統合化監視技術の両面から研究を進めた。 平成9年度は初年度にあたり、以下の中心的サブテーマにつき研究開発を行っている。 〇テストベンチ用水ループ設計、製作、常設計装系整備 〇振動場遠隔監視用レーザー振動計導入、実装 〇遠隔監視計装系搭載用マニピュレータ導入、ソフトウエア開発、実装 〇監視情報ローカル処理系の導入、ソフトウエア開発、実装 〇自律能動監視系遠隔操作システムの設計、基本ソフトウエア開発、実装 〇監視情報管理データベースシステムの設計、基本ソフトウエア開発、実装 以上により、個別監視の要素技術と、機器の知的エージェント化による分散型データ管理機構、さら統合化監視技術の枠組みを構築することが出来た。これらの結果の一部は既に国際学会等で報告も行て高い評価を受けている。平成10年度以降は、これらの技法の一層の機能高度化を図るに加えて 〇遠隔監視画像データ処理システムの導入、ソフトウエア開発、実装 〇分散協調型保守関連情報管理システムのネットワーク環境整備 〇ネットワーク対応データベースならびにインタフェース知能化 などを重点的に行う計画である。
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[Publications] M.Takahashi: "Multimodal Display for Enhanced Situation Awareness Based on Cognitive Diversity" Advances in Human Factors/Ergonomics,Design of Computing Systems. 21B. 707-710 (1997)
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[Publications] Makoto Takahashi: "Structural Functional Display for Improved Human-Machine Communication" Proceedings of 6th International Workshop on Robot and Human Communication RO-MAN '97. 1. 496-500 (1997)