1998 Fiscal Year Annual Research Report
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09355035
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Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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| Research Institution | Yokohama National University |
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Principal Investigator |
池畑 光尚 横浜国立大学, 工学部, 教授 (10114969)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲斐 寿 横浜国立大学, 工学部, 助手 (00240763)
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| Keywords | 和船の櫓 / 横行式翼列 / 推進器(プロペラ) / 新型船舶推進装置 |
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| Research Abstract |
本研究の中心となる横行式翼列推進器とは、新型の船舶推進装置として発明工夫したものである。その構成は、4本の楕円形の輪郭をした翼(ブレード)を鉛直に縦列上に並べて、一斉に左行・右行と交互に横行させる機械装置である。その横行時、ブレードに角度を持たせておくと前進方向に推力(揚力の前進方向成分)を発生して前進するわけだが、左行と右行で斜に取った角度を反転させる機構を持たせて、推進力を常時発生するように設計されている。この横行式翼列推進器の原理は、和船の櫓から発想したもので、此迄の研究により、上手に、漕ぐと70%越える高い効率を達成できることが予測されている。予備研究も平成8年度に始め、色々判明した問題点を改良することを、本科学研究費の補助をうけて平成9年度から取りかかった。最大の問題点であった角度切り返し(反転)の際の振動と衝撃力の軽減が何とかクリアできたが、角度の保持がゆるみのためうまくいかないことが実験中に判明した。早速改造したところ良好な動作特性が得られた。そこで、本題の性能改善をめざして、平成10年度後半に、エアロフォイル型翼断断面ブレードを2種類製作して実験したところ、NACH0012翼型断面のブレードで、最高80%の効率を達成することに成功した。今後は更なる性能向上を目指す所存である。
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