1997 Fiscal Year Annual Research Report
ジェンダーの視点に立ったライフスタイルの変容を促す学習に関する研究-青年期に視点をあてて
Project/Area Number |
09400009
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
天野 正子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (10071086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 眞智子 国立婦人教育会館, 事業課, 研究員 (00280511)
三輪 建二 上智大学, 文学部, 助教助 (50212246)
池谷 壽夫 高知大学, 教育学部, 助教助 (90136367)
藤村 正之 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00190067)
上村 千賀子 群馬大学, 教育学部, 教授 (70259985)
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Keywords | 青年期 / ジェンダー / ライフスタイル / 学習ニーズ / 発達課題 / 社会学 / 青年心理学 |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画に従って、以下の2点に焦点を絞って実施した。 (1)社会学(とりわけサブカルチャー論)と青年心理学における先行研究の検討。 社会学と青年心理学の分野での先行研究を批判的に検討し、変動する現代社会の中での「青年期」というライフステージの特徴と発達課題をジェンダーの視点に導入した本格的な青年研究は殆ど皆無であり、先行研究不在の中での検討は困難をきわめたが、当事者である青年の側からの「問題提起」に対する理解を深めることができた。 (2)平成10年度以降に実施される予定の調査設計のための予備調査の実施。 青年期のジェンダーに関する意識構造や生活構造の現実、青年が抱くジェンダー問題の特徴、青年期のライフスタイルの特性、青年のジェンダーに関する潜在的学習ニーズの傾向性を把握するために、高等教育機関に在学する男女の学生約1000名を対象に質問紙法による調査を実施した。調査を実施するにあたって、国立・私立の別、地域、文系・理系の別を考慮して6高等教育機関(高知大学、大東文化大学、武蔵大学、上智大学、群馬大学、東京農工大学)を対象として選択した。現在集計を急いで実施しており、本年度中に調査結果の考察・分析を終了する予定である。
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