1997 Fiscal Year Annual Research Report
中年期における心理社会的身体的変化に対する適応過程に関する縦断的研究
Project/Area Number |
09410030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
氏家 達夫 福島大学, 生涯学習教育研究センター, 教授 (00168684)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 一彦 福島大学, 教育学部, 助教授 (20192726)
五十嵐 敦 福島大学, 教育学部, 助教授 (40241731)
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Keywords | 将来の目標 / 変化 / 変化の知覚 / コーピング / 自己概念 / 抑うつ / 原因帰属 |
Research Abstract |
第1回目の質問紙調査を行った。総計で、3360部の質問紙を配布した。配布先は、一般企業の従業員、福島市役所職員、小学校教諭、高校教諭、生涯学習講座受講者であった。そのうち、546名から回答が寄せられた。さらにそのうち、222名分が追跡調査への協力を了承してくれた。 質問紙の内容は、自由記述と選択形式の2つに分かれる。自由記述形式の質問は、次の4つ。「近い将来の目標」、「若い頃と比較して変化したと思うこと」、「年齢を感じるできごと」、「成功や幸せに生きることの条件」。選択形式の質問は、たくさんの形容詞リストを用いて、若い頃と変化しているかどうかしらべるもの、自己概念に関する尺度、それにうつ傾向を測定する尺度であった。 回収された質問紙の内容は、コンピュータに入力された。まず、選択形式の質問はそのまま数量データとしてコンピュータに入力した。自由記述形式の問題は、文書ファイルとして、すべての記述をコンピュータに入力した。「近い将来の目標」、「若い頃と比較して変化したと思うこと」、「年齢を感じるできごと」、に関する記述については、さらに二人で協議しながらコーディングカテゴリーを決定し、マニュアルを作成した。そして、そのマニュアルにしたがってコーディングを行っている。現在、「近い将来の目標」、「若い頃と比較して変化したと思うこと」のコーディングを終了し、その結果のコンピュータ入力を行っているところである。「年齢を感じるできごと」については、コーディングを開始したところである。 「成功や幸せに生きることの条件」については、今後分析を行う予定である。 10名を対象に、パイロットのインタビューを行った。VTRを用いた表情分析と、発話分析から、本格的なインタビュー研究の質問内容と分析フォーマットを確定した。
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Research Products
(2 results)