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1998 Fiscal Year Annual Research Report

リサイクル資源の国際流動と情報通信ネットワークの活用

Research Project

Project/Area Number 09420017
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

寄本 勝美  早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (80063709)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 厚彦  東洋学園大学, 人文学部, 教授
和田 尚久  福井県立大学, 経済学部, 教授
西村 光平  石巻専修大学, 経営学部, 助教授
一瀬 智司  石巻専修大学, 経営学部, 教授
和田 英樹  (株)廃棄物政策研究所, 代表取締役(主任研究
Keywordsごみ / リサイクル / ODA / 開発途上国
Research Abstract

リサイクル資源の需要確保は、今後分別収集による資源回収量が増大していくにつれて、ますます重要な課題となる。国内需要の拡大は重要な課題である一方で、国外需要の確保についてはその必要性が指摘され始めたに過ぎない。リサイクル資源の輸出活動を公共政策として確立し、その活動を通じて国際貢献を果たしていくことが重要であるとの認識の基に研究に着手した。第一年度目はリサイクル資源の受入国として可能性のある開発途上国のリサイクル、ごみ問題の現状を調査し、リサイクル資源の受げ入れ可能性は高いという結論に至った。
今年度は国内における国内における古紙の業界の状況について調査した。既存の古紙業界は古紙の輸出に積極的姿勢を持つものの、国内供給義務があり海外への輸出に本格的に取り組みづらいということが分かった。他方、廃棄物処理事業者の中には古紙を回収し始めているところがあり、この業界は古紙の輸出に積極的姿勢を見せた。そこで、国際的物流事業者と処理事業者による古紙の輸出プロジェクトチームを形成し、フィリピン国を対象とする個別ルートを開発することし、そのケーススタディを行うことによって、古紙の輸出事業の課題を具体的に抽出し、対応策を検討した。最大の課題は採算性である。フィリピン国に海上輸送する経費を見積ったところ、国内輸送経費とほぼ同様であることが分かり、採算性も確保できることがわかった。
第三年度は、三年間の調査成果を取りまとめると共に、この具体的な輸出ルートを核として今後のリサイクル資源国際流通体制のあり方を検討することとする。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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